新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業を停止している米ディズニーランドが、想定外の臨時休園によって「無駄になったもの」を“無駄にしない取り組み”がさすが。(フロントロウ編集部)

臨時休園で無駄になった「あるもの」を無料で配布

 全世界で新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、3月半ばから無期限で営業を停止している米フロリダ州オーランドにある世界最大のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)」が、想定外の臨時休園によって「無駄になったもの」を無駄にしない取り組みがさすがだと話題になっている。

 毎年、ディズニーワールドでは4月頃にイースター(復活)のイベントが開催されているのだが、本来であればイースターのイベントが行われるはずだった期間、ずっと休園していたため、園内の飾りつけのために用意されていた大量の百合の花が日の目を見ることなく、行き場を失ってしまった…。

画像: 臨時休園で無駄になった「あるもの」を無料で配布

 でも、そこは「夢の国」として知られるディズニー。無駄になったからといって処分するのではなく、地元の人たちに無料で配布することを選択。米FOX Newsによると、行き場を失ったこの百合の花たちは、高齢者向けの給食宅配サービス「ミールズ・オン・ホイールズ(Meals on Wheels)」の協力のもと、4月12日のイースターに先駆けて、地元の高齢者約200人に食事と一緒に届けられたそう。

 ちなみに、これとは別に米ディズニーは、カリフォルニアのディズニーランド・リゾート内で余った未使用の食品を、2014年から協力関係にある「セカンド・ハーベスト・フードバンク」に寄付するという取り組みも行なっている。米Cinema Blendによると、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートは昨年セカンド・ハーベスト・フードバンクに20,000食以上の寄付を行なったそう。(フロントロウ編集部)

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