普段のすっぴん姿から、一瞬にして可愛いメイク姿に“変身”した後、メイクブラシをまるでバトンのよう次の人に繋げる「ブラシ・チャレンジ」がSNSを中心にネット上で話題沸騰中。このメイクチャレンジに込められた意外な想いとは…?(フロントロウ編集部)

SNSで話題のブラシ・チャレンジとは?

 「ブラシ・チャレンジ(Brush Challenge)」とタグ付けされたこのメイクチャレンジは、その名の通り“メイクブラシ”が重要なキーワード。

 このチャレンジに参加する方法はいたって簡単で、まずメイクブラシを用意して、普段の姿(寝起きやすっぴんなど)をカメラに写す。次にメイクブラシでカメラを覆い、次の瞬間にはゴージャスなメイク姿に一瞬で変身するというもの。

@margamoller

Hey guys meet my bestfriends ♥️ They’re all so beautiful w and a out make up tho ##makeupchallenge ##brushchallenge ##fyp ##foryoupage ##seattle

♬ Ayy Ladies - Travis Porter

 ここまでなら、よくあるメイクによる変身チャレンジのひとつだけれど、この“ブラシ・チャレンジ”の最大の特徴は、次の人にメイクブラシを繋げるということ。そうやって、次から次へと、みんなで一緒に可愛く変身するのがコンセプト。

 新型コロナウイルスの影響で自主隔離や外出自粛など、仲の良い友人や家族たちと離ればなれになっていることもあり、動画の中で親しい人たちと気軽に繋がれると、海外で爆発的に人気を集めている。

きっかけは、ひとりの女子大生

 アメリカに住む女子大生のトルワレス・アソロも、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、今年の3月から自宅に引きこもっていた。当然やることも少なく、だんだんと退屈してきたトルワイスは、友人と共にショートムービーを作ることに。

 友人たちと電話やメールで相談しながら出来上がったのが、イングランド出身のラップ・デュオ、ヤングT&バグジーの「ドン・トゥ・ラッシュ」という曲に合わせ、メイクブラシをバトンのように回しながら、7人の友人たちと一緒に変身する様子を撮影した動画。

 「ドント・ラッシュ・チャレンジ(#DontRushChallenge)」とダグ付けされたこの動画は、その巧みな編集とメイクブラシをバトンに使う斬新さから瞬く間に拡散され、早くも200万回以上の再生を記録した。

離れていても、心は共にある

 このチャレンジの発案者であるトルワレスは、「このような何もすることのない時期は、不活発さや怠惰が原因で、多くの人がうつ病に陥る可能性があることを知っていた」と米メディアTeen Vogueのインタビューで語り、「そこで私たちは、遠く離れていても心はひとつであることを証明したかったの」と、現在深刻化している「コロナ鬱」や「コロナ疲れ」に対し、少しでもお互いを元気づけようという想いから始めたと説明。

画像: 離れていても、心は共にある

 またトルワレスによると、他にもこのチャレンジの背景には、女性は“すっぴん”であっても、“バッチリメイク”であっても美しいという、ありのままの自分を受け入れる手助けになってほしいという想いも込められているという。

 メイクを通じて、離れていても親しい人と繋がれることを見事に証明した話題のメイクチャレンジ。その後「ドント・ラッシュ・チャレンジ(#DontRushChallenge)」は、よりわかりやすい「ブラシ・チャレンジ」という新しいタグが登場し、年齢や性別、国籍を問わず幅広い層から人気を集めている。(フロントロウ編集部) 

 

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