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DCコミックス原作で、2020年に公開予定の映画『ワンダーウーマン 1984』。アメコミ界きっての“最強女性ヒーロー”とも言われるワンダーウーマンは、なぜ最強と言われているのか?その理由を10個ご紹介!(フロントロウ編集部)

2020年公開の単独映画『ワンダーウーマン 1984』

 ガル・ガドット演じる“ダイアナ”ことワンダーウーマンは、2016年に公開された映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で登場したDCコミックスのスーパーヒーロー。2017年には第一次世界大戦中の活躍を描いた単独映画『ワンダーウーマン』が世界的な大ヒットを記録した。

画像: ©︎DC ENTERTAINMENT/WARNER BROS. / Cortesía Album/Newscom

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 2020年に公開される『ワンダーウーマン 1984』は、ガル演じるワンダーウーマンを描いた第2作目の映画。前作から70年後の世界で再び活躍するワンダーウーマンがパワフルに描かれている。現在は、新型コロナウイルス流行の影響により公開が延期となっており、全米公開日は8月14日で日本公開日は未定。

画像: 2020年公開の単独映画『ワンダーウーマン 1984』

 そんなワンダーウーマンは、“アメコミ界最強”と言われるほどのパワーの持ち主。なぜそのように言われるのかがわかる彼女の驚異の能力を10個厳選してご紹介。

ワンダーウーマンとは?

 ワンダーウーマンは、DCコミックスに登場するスーパーヒーローで、1941年に発行された『オールスター・コミックス』の18号で初登場した。

画像1: ワンダーウーマンとは?

 「ジャスティス・リーグ」という、スーパーマンやバットマンなどDCコミックスのヒーロたちを集めたチームの創設者の1人で、ダイアナという名を持つ。彼女の誕生はギリシア神話に由来しており、それゆえ神のようなスーパーパワーを持っている。

 幼少期は「アマゾン族」と呼ばれるギリシア神話に登場する女性だけの部族で育てられた。神話によるとアマゾン族の女性は騎馬民族で、非常に強く、子を為すときには他の部族の男性と交流するが、男児が生まれると殺すか元の部族に引き渡していたそう。

画像2: ワンダーウーマンとは?

 そんな環境でダイアナは成長し、アマゾン族の女王として一族を率いながら、男性のヒーローばかりが描かれてきたコミックで初の女性ヒーローとして活躍する。

ワンダーウーマンの恐るべき能力

 ワンダーウーマンには、投げた相手に真実を告白させる「真実の投げ縄」や様々な攻撃をはね返し、衝撃波を放つ「ブレスレット」、知恵と創造と戦略の女神アテナによって作られた剣の「ゴッドキラー」、ブーメランとしても活用できてテレパシー攻撃を遮ることのできる「ティアラ」、銃弾を跳ね返すこともできる「盾」など、最強の武器がある。

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 けれども、その武器を使いこなす彼女の能力は、あまりにも人間離れしたものばかり。知れば彼女が「最強ヒーロー」だということが分かるその驚異の能力はこちら。

1 スピード能力はスーパーマン以上!?

 ワンダーウーマンはまばたきをしている間にこつ然と消えてしまえるほどのスピードで移動することができる。ワンダーウーマン自身はコミック版『ジャスティス・リーグ』で、スーパーマンよりも早く走れることを自慢したことがあり、一部のファンの間では高速スーパーヒーローのフラッシュより早いのではとする意見もあるけれど、スーパーマンやフラッシュよりも早いかどうかは議論が続いている。

2 感覚が鋭い

 ワンダーウーマンの嗅覚、視覚、聴覚は、人間を超えたレベル。コミックスの中では度々言及されているものの、他の「派手な」能力のために見落とされがちな能力でもある。2016年に発行されたコミック『Trinity 2016』の中で盲目になった際も、嗅覚が優れていることを理由にスーパーマンの手助けを断った。

3 動物と話せる

 2016年のコミック『Wonder Woman』で、動物たちと話すことができることが明らかになる。類人猿からホッキョクグマ、トカゲ、さらには恐竜に至るまで、さまざまな生き物と会話し、野原のすべての獣や空の鳥と通信できるだけでなく、命令を出すこともできる。まさに「百獣の王」以上の存在。

4 「アクアマン」と同じように水中を泳げる

 ワンダーウーマンは、実はエラを持っており、水中を自由に泳ぐことができる。1942年に発行されたコミック『Wonder Woman』では、敵に溺死させられそうになったところを、耳の裏にあるエラのおかげで助かる。このエラは、水中戦も想定して埋め込まれたものだという。

5 マーベルコミックのヒーロー「マイティ・ソー」の武器を持てる

 1990年代に行なわれた、アメコミ会社、マーベルコミックとDCコミックスのクロスオーバー企画『DC vs Marvel』で、ワンダーウーマンは北欧神話の神マイティ・ソーと共演。ソーの武器「ムジョルニア」は、高潔な魂を持つ者にしか扱うことができない強力な武器ではあるけれど、ワンダーウーマンはいともたやすく扱った。

6 肺活量がものすごい

 ワンダーウーマンは「ハイパーブレス」ともいうべき肺活量を備えている。『Wonder Woman』では、一本のたいまつを息で吹いて炎を増大させて、何十メートルも離れた大きな焚き火に点火したことがある。

7 「ウルヴァリン」並みの治癒能力

 ワンダーウーマンは、マーベル ヒーローの「デッドプール」や「ウルヴァリン」のように、恐るべき治癒能力を持っている。その能力が示されたのは、1966年発行の『Wonder Woman Vol 1 #159』でのこと。彼女は大きな傷を負っても、地球と接している限り、傷を負った少し後にはその傷はもう治っている。

8 耐火性に優れている

 2015年発行の『INJUSTICE GODS AMONG US YEAR FOUR』では、なんとスーパーマンの目から発されたビームを受けても倒れなかった。しかも防御なしでスーパーマンに近づき、一発殴りビームを止めてしまったほど。彼女は「痛い」とは言ったものの、怪我はしていない様子だった。

9 あらゆる言語を話すことができる

 彼女の凄さは、身体的にだけでなく、知的にも優れているところ。ワンダーウーマンは叡智の神アテナによって授けられた能力のおかげで、様々な言語を話すことができる。それは、英語やフランス語など人間の言語だけでなく、地底人や火星人などの言葉までカバー。コミックの『Wonder Woman Vol.1 #105』で、「オムニリンガリズム」という能力として描かれた。

10 筋肉を脳エネルギーで満たし最強の力を発揮する

 アマゾン族で訓練を積んだワンダーウーマンは、脳のエネルギーを解き放ち、筋肉をそのエネルギーで満たすことにより、より強く、より速くなる。この能力は、1942年の『Sensation Comics #6』で明かされ、ファンを驚かせた。ワンダーウーマンによると、理論的には一般人でもアマゾン式の訓練を積むことでこの能力は発揮できると主張している。

画像: ©︎DCcomics

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 ワンダーウーマンは、この他にも空を飛んだり、テレパシーを使ったり、兵士を操ったりと、その能力にはキリがない。どう考えても最強のヒーロの1人だと言える。

 2020年に公開予定の、ガル演じる彼女の主演映画『ワンダーウーマン 1984』では、電気も操ることができると考えられている。(フロントロウ編集部)

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