シンガーのエド・シーランが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で危機的状況に陥った地元を救うべく取った「行動」に称賛の声が集まっている。(フロントロウ編集部)

エド・シーランが愛する地元を救うべく立ち上がる

 これまでに4度のグラミー賞受賞歴がある若手実力派シンガーソングライターのエド・シーランが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で危機的状況に陥りつつある地元を救うべく、多額の寄付を行なったことがわかった。 

 イギリスのサフォーク州出身のエドは、売れっ子になった現在も地元を生活の拠点にするなど、非常に地元愛が深いことで知られる。英The Sunによると、エドはひとつの団体や企業に多額の寄付をするのではなく、必要なところに必要な額が行き届くように複数の病院や慈善団体に、総額約1億3,000万円の寄付を行なったそう。

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 エドが寄付をした経緯について、関係者は英The Sunに「この非常に困難な時期に、エドは自分ができる範囲で助けになりたいと思ったんです。エドは地域全体に広がる緊張感や不安を和らげたくて、大金を複数のチャリティに振り分けることにしました。エドは地元に強い愛着を持っており、自分が寄付をすることで大きな変化をもたらすことができると信じています」と語っている。

 また、エドから寄付金を受け取った州都イプスウィッチにある病院の院長は、英BBCの取材にエドから多額の寄付があったことを認めると同時に、「素晴らしい贈り物です。彼の寛大さを示す行いだと思います。この先何年ものあいだ、子供たちやその家族に大きな変化をもたらすことになるでしょう」とエドの厚意に感謝した。

 寄付の輪はほかのセレブのあいだにも広がっており、エドとコラボしたことがあるシンガーのブルーノ・マーズはお世話になった企業で働く人たちの休業期間中の経済支援として、約1億1,000万円を寄付。エドの友人で同じくシンガーのテイラー・スウィフトも、閉店の危機に追い込まれた故郷ナッシュビルのレコード店の従業員の給料と保険料を肩代わりしたり、生活苦を訴える複数のファンに個人的に多額の送金を行なったりするなどして、独自の方法で支援を続けている。

 今年3月に入ってからアジアだけでなく、全世界に感染が拡大した新型コロナウイルス。エドの母国イギリスでは今月12日に死者の数が1万人を超えるなど、状況は悪化の一途をたどっており、このままだと欧州で最も被害が大きい国になる恐れがあると警告する声もある。(フロントロウ編集部)

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