検査は受けていないけど“新型コロナ感染”を告白
これまでに4度のグラミー賞受賞歴があるシンガーのサム・スミスが、新型コロナウイルス感染症の症状と類似する“謎の体調不良”に悩まされていたことを、つい先日、自宅からリモート出演したApple Music(アップルミュージック)のラジオ番組のなかで明かした。
「検査は受けてないけど、感染してると悟った。少なくとも私は感染したと思ってる。だって、(新型コロナウイルスに感染するとどういった症状が出るのかを)色々と調べた結果、どれも全部自分の症状と一致していたから。だから間違いなく感染していたと思う」
咳や発熱など具体的にどういった症状に悩まされていたのかは明かさなかったが、サムによると、症状が出始めたのは彼が暮らすイギリスで新型コロナウイルスが大流行する直前のことだったという。サムが自分の体調に異変を感じてから1週間も経たないうちに、妹にもまったく同じ症状が表れたため、家族の健康を守るためにサムと妹は自主的に隔離生活を送ることに決めた。
幸い、サムと妹の症状が重症化することはなく、ちょうどイギリス各地で都市封鎖(ロックダウン)が実施され始めた頃に完治したそう。
検査を受けていなかったため、今となっては本当に感染していたのかもわからないが、隔離生活中はやはり気分が落ち込むこともあったそうで、「最初の2週間は歌いたくてしょうがなかった。家の中を歩き回りながら、自由気ままに歌いたいって感じだった。(中略)すごく気分が良かった。でも、それから1週間後にはもうその気持ちはどこかへいってしまって、歌いたくなくなった」と振り返っている。
ちなみに、サムのように検査は受けていないが“自分は新型コロナウイルスに感染していたかもしれない”と思っているセレブはほかにもおり、ラッパーのミーク・ミルも昨年12月にインフルエンザの症状にそっくりな謎の病にかかり、体重が7キロも落ちたことを明かしている。ミークいわく、あんなに具合いが悪くなったのは生まれて初めてだそうで、病院を受診したものの担当の医師からは何の診断もくだされなかったという。(フロントロウ編集部)