ホブス役を手にするきっかけとなった出来事とは?
米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」の2019年版で、堂々の1位に輝いた俳優のドウェイン・ジョンソンが、映画『ワイルド・スピード』シリーズのルーク・ホブス役を手にすることができたのは、先輩俳優のトム・クルーズと“ある役”を競い合って負けたことがきっかけだったと明かした。
現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響でほかのセレブと同様に隔離生活を送っているドウェインは、この機会を利用してファンから届いた様々な質問にSNSを通じて答えている。今回、そんなドウェインが数多くの質問のなかから選んだのは、「演じたかった役がほかの俳優の手にわたってしまったことはあるか?」というもの。
この質問にドウェインは、トムの代表作『ジャック・リーチャー』シリーズの主人公ジャック・リーチャーのオーディションを受けてトムに負けたことを明かすと同時に、その直後に『ワイスピ』のホブス役の話が自身のもとに舞い込んできたことを明らかに。
「どうしても演じたい役をほかの俳優に取られてしまったことはあるかって?
あるよ。その役はジャック・リーチャーだ。そして演じたのはトム・クルーズ。ビジネスの世界ではこれが当たり前だし、彼が役を手にすることができて良かったと思ってる。
でもこの世界ではおもしろいことが起きる。自分の前ででドアが閉まったと思ったら、別のドアが開いて、自分にぴったりな新しいキャラクターをいちから作れるチャンスが巡ってきたんだ。唯一無二のイカした野郎。重力も現実もものともしない、つねに愛想を振りまいて人生を楽しむアウトローな保安官として知られるルーク・ホブスのことさ」
直接的な関係はないが、少なくともドウェインは、トムに負けてジャック・リーチャー役を逃したおかげで、ホブス役を手にすることができたと思っているようで、まさに捨てる神あれば拾う神ありだと語った。
ちなみに、今でこそ超がつくほどの売れっ子俳優のドウェインだが、ジャック・リーチャー役のオーディションを受けた時は俳優としてのステータスは現在ほど高くなかった。対するトムはその頃から世界的な映画スターだったため、ジャック・リーチャー役がトムの手にわたってしまったのは当然のことだと思っているそう。(フロントロウ編集部)