マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が、自身のTwitterで54作品にも及ぶオススメのアクション映画を紹介。その全作品の日本語タイトルと概要をご紹介。作品のほとんどは、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Google Playなどの配信サイトで見ることができる。(フロントロウ編集部)

ジェームズ・ガンの選ぶオススメアクション映画54選

『カンフーハッスル』Kung Fu Hustle (2004)

大爆笑カンフー映画。おバカなギャグで暗い気分を100%吹き飛ばしてくれる。

『マトリックス』The Matrix (1999)

2022年に続編の『マトリックス4』公開が決定しているので、今のうちにおさらいしておこう。

『ボーン・アルティメイタム』The Bourne Ultimatum (2007)

『ジェイソン・ボーン』シリーズの傑作。スピード感あふれるアクションが堪能できる。

『ダイ・ハード』Die Hard(1988)

ブルース・ウィリス主演の「不死身」映画。吹き替え版の“悪口”のクセが強すぎる。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』Edge of Tomorrow(2014)

日本のライト・ノベル原作、トム・クルーズ主演のタイムループSF映画。

『JSA』JSA: Joint Security Area(2000)

パク・チャヌク監督の韓国映画。映画『パラサイト』のソン・ガンホ出演のスリリングな南北朝鮮に関する作品。

『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』Elite Squad: The Enemy Within(2010)

ブラジルを舞台に、ギャングvs軍警察の攻防と麻薬、政治、金、マスコミなどを描いた鳥肌モノの傑作。

『親切なクムジャさん』Lady Vengeance(2005)

パク・チャヌク監督の“復讐三部作”のひとつ。親切で美しい主人公の驚きの復讐劇。グロテスクな映像もあるため、苦手な人は注意。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』Mission: Impossible – Fallout(2018)

同シリーズ6作目。長寿シリーズにもかかわらず圧巻のアクションで爽快感バツグン!

『ブリット』Bullitt(1968)

スティーブ・マックイーン主演の本作。1968年の作品とは思わせないほどハラハラのカーアクションが見どころ。

『北北西に進路を取れ』North by Northwest(1959)

アルフレッド・ヒッチコック監督のスパイ・アクション。実は「北北西」は存在しない方位。

『哀しき獣』The Yellow Sea(2010)

シリアスなクライム・サスペンス。不器用な逃亡者を演じる主演ハ・ジョンウの迫真の「不器用感」がたまらない。

『ザ・レイド』The Raid: Redemption(2012)

シラットの達人で、“インドネシアの至宝”と呼ばれるイコ・ウワイスが主演の本作。ハリウッドにも認められた最高級のアクションを堪能して。

『HERO』Hero(2002)

舞台は中国、戦国時代末期。日本でも有名なチャン・ツィイー、ジェット・リー、トニー・レオンなど有名俳優が多数出演。

『ナイト・ウォッチ』Night Watch(2004)

ロシアのダーク・ファンタジー作品。不思議な世界観と「マトリックス超え」なアクション。

『グリーン・デスティニー』Crouching Tiger, Hidden Dragon(2000)

『クレイジー・リッチ!』やドラマ『スター・トレック』シリーズのミシェル・ヨーがバリバリのアクションを披露。アカデミー賞4冠の傑作。

『96時間』Taken(2008)

リーアム・ニーソンが96時間という限られた時間のなか娘を救うために大活躍!

『ワンダー・ガールズ 東方三侠』The Heroic Trio(1993)

若きアニタ・ムイ、マギー・チャン、ミシェール・ヨーが主演の、強烈ズッコケ香港映画。

『フレンチ・コネクション』The French Connection(1971)

実際に起きた麻薬事件をモデルにした硬派なアクション。尾行シーンの緊張感にハラハラが止まらない。

『ロボコップ』Robocop(1987)

殉職した警官の死体を再利用したサイボーグ刑事、『ロボコップ』。設定の時点で最高に心躍らされる。

『狼 男たちの挽歌・最終章』The Killer(1989)

『男たちの挽歌』というタイトルであるが、同名シリーズとは関係ない。アクション映画でたまに用いられる「白い鳩が飛び上がるシーン」の原点がこの映画。

『酔拳2』The Legend of Drunken Master(1994)

ジャッキー・チェンの酔拳、16年ぶりの新作。1作目を超えるアクションや演出にホロリ。もちろんギャグも満載。

『格闘飛龍 方世玉』The Legend(Fong Sai Yuk) (1993)

リー・リンチェイことジェット・リーのカンフー満載な一本。南派少林寺の大家、方世玉(フォン・サイヨ)の若き日を描く。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』Mad Max: Fury Road(2015)

トム・ハーディー、シャーリーズ・セロンが主演の世紀末物語。退廃と希望あふれる独特な世界観でファンを魅了した。

『キル・ビル』Kill Bill: Volume 1(2003)

クエンティン・タランティーノ監督の有名作。映画マニアも唸らせる魅力的なバイオレンス描写が見どころ。

『悪女/AKUJO』The Villainess(2017)

女暗殺者が主人公の本作。『ザ・レイド』『ジョン・ウィック』を超えるほど斬新でスタイリッシュなアクションや『キル・ビル』のオマージュは必見。

『REVENGE リベンジ』Revenge(2018)

パーティーガールな主人公が裏切られ、敵を殺しまくるという単純明快な1作。主人公はかっこいいが、残酷すぎるので注意。

『アドレナリン』Crank(2006)

ジェイソン・ステイサムが主人公。宿敵に「アドレナリンを出し続けるか解毒をしないと1時間以内に死ぬ薬」を盛られた暗殺者のハイテンション・アクション。

『キングスマン』Kingsman: The Secret Service(2015)

タロン・エジャトンの出世作で、素敵な紳士たちが敵をなぎ倒す痛快スパイ・アクション。ギャグ要素満載。

『ニューヨーク1997』Escape from New York(1981)

ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演。マンハッタン島が丸々刑務所になった異色作。ゲーム『メタルギア』主人公のモデルにもなった。

『バトル・ロワイアル』Battle Royale(2000)

深作欣二監督の『バトロワ』。残酷な作品としても有名な日本映画がみごとリストイン!

『フル・コンタクト』Full Contact(1992)

『レプリカント』『強奪のトライアングル』などのリンゴ・ラム監督作品。利き手の自由を失った男が、もう片方の手に銃を持ち替え復讐に挑む。

『オールド・ボーイ』Oldboy(2003)

パク・チャヌク監督の“復讐三部作”の1つ。こちらもかなりグロテスクなシーンが多いため、苦手な人は注意。

『007 サンダーボール作戦』Thunderball(1965)

ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた本作。CGのない時代に描かれた本気のアクションが素晴らしい。

『ニキータ』La Femme Nikita(1990)

リュック・ベッソン監督の『ニキータ』。美しき女性暗殺者の活躍は、いつの時代も魅力的。

『レオン』Leon: The Professional(1994)

同じくリュック・ベッソン監督。幼きナタリー・ポートマンは、現代においても一種のファッション・アイコンとなっている。

『ダーティハリー2』Magnum Force(1973)

シリーズ1作目を超える興行収入を記録した。若きクリント・イーストウッドが渋すぎる!

『スピード』Speed(1994)

キアヌ・リーブスが出演のアクション。色あせぬスピード感や爽快感は、いつ見ても最高傑作。

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』Raiders of the Lost Ark(1981)

タイトルには入っていないが、『インディ・ジョーンズ』シリーズの第1作目。フレッシュなハリソン・フォードの勇姿が見られる。

『ベルファスト71』’71(2014)

北アイルランド紛争を扱った本作。まるで本物の銃や爆弾を使ったかのようなスリル満点な爆破シーンや銃撃戦が魅力。

『ペイバック』Payback(theatrical cut) (1999)

メル・ギブソン主演のアウトロー映画。7万ドルのために命を張る姿に痺れる。

『リベリオン』Equilibrium(2002)

クリスチャン・ベール主演の近以来SFガン・アクション。真っ白い学ラン姿のクリスチャンが“演舞”のようなガン・テクニックを披露。

『ジョン・ウィック』John Wick(2014)

キアヌ主演作が再びリストイン。犬を失った最強の殺し屋がマフィアに復讐する、何度見ても痛快な1作。

『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編』Mesrine: Killer Instinct(2008)

実在の最凶ギャング、ジャック・メスリーヌの一生を描いた伝記映画。ヴァンサン・カッセルが主演。渋い。

『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編』Mesrine: Public Enemy #1(2008)

同じく、ジャックの一生を描いた後編。前編と続けてみると、ヴァンサンの見た目の豹変ぶりに脱帽。

『荒鷲の要塞』Where Eagles Dare(1968)

第二次世界大戦を舞台にした戦争スパイ映画。リアリティ面からは「ありえない」シーンも多いが、アクションシーンは一級品。

『天使の復讐』Ms. 45(1981)

荒んだ社会の中、乱暴を加えられた女性が男性に復讐しまくる。

『青蛇転生』Green Snake(1993)

「香港のスピルバーグ」ことツイ・ハークが監督のツウな1作がランクイン。視覚効果が盛り沢山。

『キャプテン・フィリップス』Captain Phillips(2013)

ソマリア海賊に人質となった男性の実話をトム・ハンクス主演で映画化。

『七人の侍』Seven Samurai(1954)

黒澤明監督の超名作。秀逸なカメラワークや俳優陣の演技力は、半世紀以上昔の映画とは思わせない素晴らしさ。

『ローリング・サンダー』Rolling Thunder(1977)

ベトナム戦争帰りの男の孤独と暴力を生々しく描いた本作。若き日のトミー・リー・ジョーンズが見られる。

『ワイルドバンチ』The Wild Bunch(1969)

西部劇の名作。セリフ一つ一つがカッコ良く、キマッている。無法者たちの「滅びの美学」が徹底して描かれている名作。

『Vフォー・ヴェンデッタ』V for Vendetta(2006)

舞台は第三次世界大戦後のイギリス。仮面をつけた謎の人物が英国政府の転覆を謀り活躍する。

『ジェヴォーダンの獣』Brotherhood of the Wolf(2001)

毛むくじゃらのUMA“ジェヴォーダンの獣”の伝説をモデルにしたアクション。何名も殺害したこの獣の正体はまだ明らかになっていない。

 こちらが、ジェームズ・ガン監督がおすすめする映画全54作品。意外にもカンフー映画が多くリストインしている。気になる作品はあった?(フロントロウ編集部)

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