ブラッド・ピットはどれだけ食べている?
1980年代後半から俳優としてのキャリアをスタートさせ、1992年には『リバー・ランズ・スルー・イット』、94年には『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、95年には『セブン』と、立て続けに大ヒット作品に出演。その後も1999年の『ファイト・クラブ』、2008年の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、2019年の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など、30年以上にわたりハリウッドの最前線にいるブラッド・ピット。
そんな彼には、ファンの間でいつも話のネタになっていることがある。それは、ブラッド、映画の中でいつも何か食べてる。
例えば、1998年の映画『ジョー・ブラックをよろしく』で、ピーナッツバターを食べるシーンが印象に残っている人は多いはず。もしくは、2001年の『オーシャンズ11』? そんなことが気になってしまったファンのために、YouTubeにはブラッドが食べ物を食べるシーンだけを集めた動画が数多く存在するほど。
そこである1人のファンが、意味が分からないほど手の込んだリサーチを趣味で行なったという。米ネット掲示板Redditに投稿された発表によると、その人は、ブラッドの出演したすべての映画を見返し、ブラッドが各作品でどれだけのカロリーを摂取しているのかを数字に!
ヒット作でのブラッドの食事にはある傾向が
どのように計算したかというと、以下の通りだという。
・画面上で食べていた姿が確認できるものだけをカウントし、食べていたと思われるものは含まない。(『セブン』で、グウィネス・パルトロウとモーガン・フリーマンもいた食後のシーンなど)
・お酒や水、コーヒーなどはカウントしていない。
・『バーン・アフター・リーディング』のスムージーやガムは含んだ。なぜなら、あれは彼のランチだったから。あと、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の血も含んだ。なぜなら、彼は食べてたから。
・カロリーを計るために、各料理のサービングサイズ(1回で食べる量の目安)を探して、それを基に推測した。もしくは、“ピーナッツバター1さじのカロリー”とか“チーズバーガーのカロリー”って検索して、それを基に計算した。カロリーの計算には、98.87%自信がある。
そしてNetflixやAmazonプライムなどの動画配信サービスから図書館まで、幅広いツールを使ってリサーチをした結果、ある驚きの結果が判明した。
ブラッドが作品の中で食したカロリーが200を超えると、映画もヒットする説!
リサーチでは、ブラッドが食べているシーンが全くない作品、ブラッドが食べている物の総カロリーが1~200の作品、そしてブラッドが食べている物の総カロリーが200以上の作品の3つに分類。すると確かに総カロリーが200以上のグループは、辛口映画評価サイトのRotten Tomatoの平均評価も、IMDbの評価も、さらには興行収入の平均額も、最も高いという結果に。
ブラッドの食事には他にも様々な発見が
もちろん、この総カロリー数と映画のヒットに因果関係があるのかは分からないけれど、ブラッドの食事シーンが、ファンにとってなじみの深いものであるのは確かなよう。しかしブラッドが年を経ていくごとに、彼の演じるキャラクターのワイルドな食事シーンが脚本で徐々に描かれなくなってきたのか、これまでブラッドが摂取した総カロリー4,986のうち、82.5%は1990年代と2000年代の20年間に制作された作品からだという。
このリサーチのためにブラッドのすべての映画を見返したユーザーは、彼の食べる演技が映画ごとにも違うことに感動したそう。例えば、『マネー・ボール』はストレスによる食事、『カリフォルニア』ではグロい食べ方、『オーシャンズ』3部作ではイケてる食べ方、など。
ちなみにブラッド本人も、映画の中で食べているシーンが多いことについてコメントしたことが。2019年8月に行なわれた英Joeのインタビューで、「僕は忙しくしていたいんだよね」と、手持ち無沙汰で食べていると明かしていた。(フロントロウ編集部)