本編では未公開となった「あのシーン」
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第19作目として、2018年に公開された映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。
同作の続編として翌年に公開された『アベンジャーズ』シリーズの完結篇『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、映画史に残る歴代興行収入を記録。元々は2部作として想定されていた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれる、最強の敵サノスに立ち向かう壮大なストーリーは両作で計5時間42分にもなるが、本編に収められなかった映像は数多く存在する。
そのなかの一つとして、大のアメコミ好きで知られる映画監督のケヴィン・スミスが先月、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の脚本を手掛けたクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーから、撮影現場の写真を見せてもらったことを明かして、そこにはアイアンマンがドクター・ストレンジのマントを着用し、ドクター・ストレンジがアイアンマンのスーツを着用する姿が写っていたことを暴露していた。
脚本家が未公開写真を公開
そして今回、脚本家のクリストファーとスティーヴンが米ComicBook.comのTwitterアカウントで『インフィニティ・ウォー』の視聴イベントを開催。この企画は、脚本を手がけた2人がユーザーと同時に映画の視聴を開始して、シーンごとに解説したり、撮影時の裏話を明かしたりしながら、ファンと交流するというもの。
映画では、サノスの部下であるエボニー・マウによって宇宙に連れ去られたドクター・ストレンジを、アイアンマンとスパイダーマンが救出するシーンが描かれているのだけれど、スティーヴンによれば、その救出シーンの「別バージョン」として、ドクター・ストレンジがアイアンマンのスーツを着ているシーンを撮影していたそう。
MCUシリーズのファンであれば誰もが見たいと思う未公開シーンだけれど、スティーヴンも「隠しておくにはあまりに最高すぎる」として、そのシーンを収めた写真をツイッターで公開した。
公開された写真はこちら。
So, there were other versions of this rescue. Some were just too awesome (and long) to keep. But still, one can dream... #Infinitywar #QuarantineWatchParty -SM pic.twitter.com/ZToVfWpnHg
— ComicBook.com (@ComicBook) April 27, 2020
2人はアイアンマンのスーツを着たドクター・ストレンジと、スーツを脱いだアイアンマンことトニー・スタークについて、「アイアン・ストレンジと、ドクター……マンかな?」とジョークも飛ばした。
Iron Strange! And Doctor...Man? https://t.co/KAoG9ByVFT
— ComicBook.com (@ComicBook) April 27, 2020
ファン必見の未公開シーンを収めた写真がついに公開されたドクター・ストレンジだけれど、単独映画の第2作となる映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』については先日、2021年11月5日という当初の予定から、2022年3月25日に全米公開日が延期されることが発表された。(フロントロウ編集部)