アイシャドウベースって必要?
アイシャドウベースとは、その名の通りアイメイクをする前に塗る化粧下地のひとつ。
先にまぶたに塗ることで、アイシャドウの発色を良くしたり、キープ力を高める効果があるとされており、メイクアップアーティストのエミリー・オリバーは「まぶたとアイメイクの両方をしっかりつかむ両面テープのような働きをし、巧みにつけたアイシャドウが崩れないようにしてくれるの」と米メディアMakeup.comで説明している。
でも、正直アイシャドウベースなんて塗らなくても、「そんなに変わらないんじゃない?」と思っている人は、侮ることなかれ。エミリーいわく、アイシャドウベースを塗るのと塗らないのでは、天と地ほどの差があるという。
アイシャドウベースの底力
アイシャドウベースの最大の魅力は、まぶたの表面をなめらかにしてくれること。というのも、目元はまばたきなど動かす機会が多いためメイクが崩れやすい。また、まぶたに小じわや脂っぽさがあると、さらにアイシャドウがヨレやすいそう。
それを解決してくれるのは、アイシャドウベース。余分な皮脂を吸収してまぶたの表面を均一に整えてくれるため、アイシャドウやアイライナーが肌にピタッと密着するのだという。
さらに、まぶたは唇や顔と同じように肌の色が均一ではない。そのためアイシャドウベースを塗ることで「(肌の色が均一な)まっさらなキャンバスになって、あらゆるアイシャドウの色が映えるようになるよ」とエミリーは言う。
プロがオススメする使い方
毎日使うアイクリームや保湿クリームを塗ったら、平らなアイシャドウブラシ、もしくは指先に少量のアイシャドウベースをつけ、目元に軽く叩き込むように塗りこむ。
上手に塗るポイントは、薄く丁寧に伸ばすこと。べったり塗るとアイシャドウがダマになったり、アイライナーが滑ったりする恐れがあるため、あくまでも肌の表面をなめらかにするぐらいの量を意識して。
また、上まぶたにだけ塗るという人も多いかもしれないけれど、エミリーいわく、アイシャドウベース塗る場所は、なんとまつ毛の生え際から眉の下まで。
エミリーいわく、目元全体にしっかりとなじませることで、アイメイクはもちろん、眉メイクも長持ちさせることもできるそう。さらに「よく忘れられがちだけれど、必ず下まぶたにもアイシャドウベースを塗ってね」ともつけ加えた。
アイシャドウベースを塗り終えたら、最後に約1分ほど乾かす。このひと手間を加えることで、アイシャドウの化粧ノリが段違いに変わってくるそう。
キレイな目元に仕上げるアイシャドウベース。皮脂や汗が気になる時期は、とくにアイメイクが崩れやすいため、メイク前に仕込んでみて。(フロントロウ編集部)