なぜ、赤みが出るの?
セレブ御用達のカラーリストのジョージ・パパニコラスによると、セルフカラーで髪色に赤みやオレンジみが出てしまう原因は主に2つあるそうで、「ほとんどの場合が、ヘアカラーの色が明るすぎるか、暖かみのある色調の色を選んでいるかのどちらか」と米メディアMakeup.comでコメント。
とくに日本人の髪は赤みが強いことが多く、地毛よりも明るいヘアカラー剤を使ってしまうと、「元々持っている(赤みのある)色素が浮かび上がってきて、髪色が赤く見える」と説明している。
髪の赤みを抑える方法
では、セルフカラーをしてみて、髪に赤みが出てしまったらどうすべきか。ジョージいわく、ある程度ならヘアサロンに頼らず、自宅でも修正することは可能だという。
テク1.髪色のトーンを下げる
最も簡単な方法が、髪色のトーンを暗くするというもの。ジョージは「これは比較的に自宅でも簡単にできる方法なんだけれど、アッシュ系をベースにしたヘアカラーを使って、髪を1〜2トーンほど暗くするんだ」とアドバイス。髪の痛みを最小限にしながら、透明感のある理想の髪色に近づけてくれるそう。
テク2.ヘアカラーリムーバーを使う
もうひとつの方法が、ヘアカラーリムーバーを使う方法。ヘアカラーリムーバーとは、髪内部に定着したカラー剤を除去するアイテムで、「なるべく髪を傷めずに髪色を戻すことができる」とジョージは言う。ただし、髪質や髪の長さによって仕上がりが左右されることがあるため、使う時は量に気をつけて。
赤みを出さないセルフカラーのコツ
セルフカラーで赤みを出さないポイントは、髪を明るくしすぎないこと。ジョージは「髪色を明るくしたい場合は、地毛から2トーン以内に抑えて。最も美しい色調になるよ」と助言。
またヘアカラーの色選びについて、ジョージは「必ず青みや緑みのある、アッシュベースの色を選ぶこと」と、赤みやオレンジみが気になる場合は、寒色系のヘアカラー剤で中和するのがオススメとつけ加えた。
セルフカラーの失敗をなかったことにしてくれるプロのテクニック。忙しくてヘアサロンに行く時間がない人や、なるべくコストを抑えたい人はぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)