ケイティ・ペリー、メットガラで「着るはずだった衣装」
毎年5月の第1月曜日に行なわれているファッション界最大の祭典「メットガラ(METガラ)」は、新型コロナウイルス感染拡大への懸念からやむなく中止となった。
世間では、幻となった2020年のメットガラを惜しむ声が溢れ、せめてもの救いにと、自宅にある物を使ってセレブたちが着た歴代のお気に入りの衣装を再現する“#MetGalaChallenge(在宅メットガラ)”なるSNSチャレンジが流行している。
そんななか、「宗教」がテーマだった2018年には巨大な羽を背負った天使、「キャンプ様式」がテーマだった2019年にはシャンデリアを模したドレスと、毎年、メットガラで圧巻の着こなしを披露してきたシンガーのケイティ・ペリーは、もしも予定通り開催されていたとしたら、2020年のメットガラで着る予定だった衣装の一部をインスタグラムでお披露目した。
現在、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の俳優で婚約者のオーランド・ブルームとの第1子を妊娠中のケイティ。
2020年の彼女が着る予定だったのは、先が尖ったコーン型のブラに妊娠中の膨らんだお腹をあえて強調する同デザインのパッドが付属した不思議なデザインのジャンポール・ゴルチエのブラトップだった。
マドンナのアイコニックな衣装に似ている?
ケイティがこのブラトップを着用してメットガラのレッドカーペットを歩く姿を見たかったと悲しむ声がある一方で、この衣装のデザインが、シンガーのマドンナが1980年代に着用した、かの有名な“コーンブラ”に似ていると気づく人々も。
マドンナのコーンブラも、そしてケイティのために用意されたコーンブラも、どちらもジャンポール・ゴルチエが手がけたもの。
2020年のメットガラのテーマは、「About Time: Fashion and Duration(アバウト・タイム:ファッション・アンド・デュレ―ション)」。ゲストたちは、「時間」「時計」「タイムレス」といった言葉を連想させる着こなしで出席するはずだったが、このテーマへのケイティのアンサーは、音楽界&ファッション界の歴史に残るマドンナのアイコニックな衣装をオマージュすることだったよう。
ケイティが着るはずだったコスチュームの全貌が、いつか日の目を見る日は来るのだろうか。
ほかのセレブもメットガラルックをお披露目
ケイティのように、2020年のメットガラで着る予定だった衣装をお披露目するセレブも。
映画『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のアマンダ・サイフリッドは、「今年のメットガラで着ようとしていたかもしれない衣装」と南北戦争時代の女性たちの装いを連想させるシャツに花柄のボリュームスカートを組み合わせたドレスを着た姿を公開。
映画『ワンダー 君は太陽』のジュリア・ロバーツは、実際にその衣装を着る予定だったかは明言していないものの、キャロリーナ・へレラ(Calolina Herrera)の黒×白のチュールドレスに身を包んだバスルームでの1枚を公開。「今夜メットガラには行かない私の姿。#ステイホーム #イエス、ステイホームを続けなくちゃね」というコメントを添えて、外出自粛を呼びかけた。
(フロントロウ編集部)