栄養士が教えるダイエット中の飲酒の心得
友人や家族との団らんや1日の終わりのリラックスタイムにお酒を飲むのが好きという人にとって、いくらダイエットのためとはいえ我慢するのはキツいもの。そこで、なるべく太らないようにお酒を飲むにはどうしたらいいのか、専門家のアドバイスをご紹介。
本当にお酒を飲むと太る?
多くの人が持っているお酒を飲むことで太りやすいというイメージは、果たして正しいのか。これについて、ダイエット本『ザ・メタシュレッド・ダイエット(The Metashred Diet)』の著者でプロのアスリートの指導も行なう栄養コンサルタントのマイク・ラッセル博士は、「アルコールによって体重が増えるというのはウソであり、本当でもある」と米メディアShapeでコメント。
ラッセル博士によると、過度な飲酒をしない限り、アルコール自体に含まれるカロリーだけでは太りにくいという。実はお酒を飲むことで太りやすい理由は、一緒に食べる食事のカロリーや、カクテルなどでお酒を割る際のジュースやソーダの砂糖によるものが大きいという。
さらにもうひとつが、アルコールによる代謝の悪化。ラッセル博士によると、お酒を飲むと体はまずアルコールを処理しようと忙しく働くため、代謝機能が落ちるそう。そのため一緒に食べた食事などが脂肪として蓄積されてしまい、お酒を飲むと太りやすいという結果に。
ダイエット中の飲酒で気をつけるべきこと
それでも適度な飲酒は健康にもメリットがあり、ストレスの解消にもなるため、決して悪いことではない。
ダイエット中に飲酒するときに気をつけるべきポイントとしてラッセル博士は、「なるべく低カロリーのお酒を選ぶようにしたり、一緒に食べる食事をヘルシーなものにしたりと意識するようにするといい」とアドバイス。
たとえばチューハイやカクテルなどを飲む時には、高カロリーの炭酸飲料やシロップなどの砂糖が多く含まれるもので割るのではなく、糖質やカロリーがゼロのもので割るのがオススメだという。ほかにもビールや日本酒にも糖質が含まれていることが多いため、ダイエット中の人は、普段の食生活でカロリーが高そうなものを避けるように、お酒を選ぶときも同じ感覚で選ぶことが結果につながるよう。
栄養の専門家が明かした、ダイエット中にお酒を飲むときに気をつけるべきポイント。我慢しすぎることもストレスが溜まる原因になってしまうので、お酒もヘルシーを意識しながら楽しんでみては。(フロントロウ編集部)