日焼け止めファンデだけでは不十分?
日焼け止めファンデーションとは、ベースメイクをしながら“UVケア(紫外線対策)”もできる、夏に持っておくと便利なコスメ。
しかし、皮膚科医のブルース・カッツ医師によると、ファンデーションだけで日焼けを防ぐことは難しいという。カッツ医師は「しっかり紫外線対策をしたいのであれば、ベースメイクだけに頼るべきではない」と米メディアMakeup.comでコメント。
というのも、日焼け止めとは違い、ファンデーションは、必ずしも顔全体に均一に塗られているわけではないから。とくに暑い季節は、汗や皮脂でドロドロに崩れないように、ベースメイクの量を減らしているという人も多いはず。
カッツ医師は「均一に塗られていなければ、当然“塗りムラ”ができるし、メイクはあっけなく崩れる。十分に紫外線をカットできるとは言い切れない」と話し、SPF配合のファンデーションを使うにしても、必ず下地に日焼け止めを使うようアドバイスした。
メイクを崩さない!日焼け止めの塗り方
日焼け止めを塗る時は、必ず顔全体にムラなく薄く伸ばすこと。とくにTゾーンや頬骨、鼻筋などは日焼けをしやすいため、たっぷり丁寧に塗り込むことを心がけて。
そして最大のポイントが、化粧下地やファンデーションを塗る前に、日焼け止めを塗ったら数分置いて乾かすこと。こうすることで、日焼け止めが肌にしっかり密着し、あとからファンデーションを塗っても崩れにくくなるという。
日焼け止めは、こまめに塗り直す!
カッツ医師いわく、汗をかいたり、プールや海で泳いだりしている場合は、2~3時間おきに日焼け止めを塗り直すのがオススメ。肌が濡れていなければ、基本的に4~6時間はUVカット効果が持続すると話している。
メイクの上から日焼け止めを塗り直す場合、カッツ医師は「最大限に紫外線をカットしたいなら、日焼け止めは肌に直接塗るのが効果的」と、メイクを全部オフしてから塗り直すのが理想だと説明。
でも正直、メイクを1からやり直すのは少し面倒…という人は、日焼け止めルースパウダーやミネラルUVパウダーを使って部分的にお直しするのもアリ。ただし、UVカット効果も弱くなってしまうため、長時間、紫外線にさらされる場合は注意して。
ちなみに、ファンデーションの上から日焼け止めを塗り直すという裏ワザもあるって知ってた? 起毛タイプのメイクスポンジを持っている場合は、そこに日焼け止めを数滴垂らして、ポンポンと肌に叩き込んでみて。意外とキレイな仕上がりに驚くはず。
日差しが強くなる夏は、いかに日焼け止めを上手に使いこなすかが美肌のカギ。透明感のある肌を守り抜くためにも、しっかり紫外線対策を心がけてみて。(フロントロウ編集部)