BBクリームだけで、本当に大丈夫?
春夏のベースメイクは、汗や皮脂で崩れやすいため、リッチなテクスチャーのリキッドファンデーションより、より軽いつけ心地のBBクリームやCCクリームが好まれやすい。
なかでも、BBクリーム(ブレミッシュバーム)は、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの役割が1本に集約されているため、夏のベースメイクとして人気が高い。しかし、普段リキッドファンデーションを使っている人からすると、化粧下地やプライマーを使わずにBBクリームを塗って、はたして本当にキレイに仕上がるのだろうか…と思っている人もいるのでは?

実際、メイクアップアーティストたちの間でも、BBクリームの前に、化粧下地を使うべきか否かで意見が分かれているよう。それぞれのメリットと塗り方のコツを米メディアByrdieで紹介した。
BBクリーム+化粧下地を使う派
BBクリームは、基本的に化粧下地と併用する必要はないとされている。しかし、女優のニーナ・ドブレフやエミー・ロッサムを担当するメイクアップアーティストのリッキー・ウィルソンは、BBクリームの前に化粧下地を使うことをオススメ。

リッキーは「僕はBBクリームの前にトーンアップの化粧下地を使って準備するのが好き。BBクリームのようにカバー力の高いアイテムを使う前に塗ることで、より美しい肌に仕上げてくれるんだ」と、化粧下地を使うことで肌のくすみを和らげ、透明感を演出してくれると説明。
女優のケイト・ハドソンやデザイナー兼リアリティスターのニコール・リッチーを手がけるジュリアン・ケイも、化粧下地は使うべきと主張。とくに、おでこや鼻などのTゾーン部分の“テカリ”や“ヨレ”が気になる場合は、化粧下地と併用したほうが良いそう。

ジュリアンは「全てのBBクリームが同じように作られるわけじゃないの。だからBBクリームに皮脂をコントロールする成分が含まれていない場合は、プライマーを使うべきね」と、肌悩みに合わせて化粧下地をプラスしたほうがキレイに仕上がると助言した。
BBクリームのみ使う派
一方で、女優のケリー・ワシントンなどを担当するメイクアップアーティストのケンドラ・リチャーズは、BBクリームに化粧下地や日焼け止めなどのプライマーは必要ないと主張。

ケンドラは「BBクリームは、1つの製品で複数の役割を持つように作られているから、(化粧下地や日焼け止めを追加するのは)不要なステップだし、必ずしもパフォーマンスを向上させるわけではない」とコメント。
ただし、BBクリームとひとことに言っても、さまざまなタイプがあるため、ケンドラは「気になる人は、BBクリームの使い心地や見た目が良くなるか試してみてもいいと思う」と、あくまで自分は使わないだけとつけ加えた。
パパッと手軽にベースメイクができるのが「BBクリーム」の最大の魅力だけれど、化粧下地を加えることでキレイな仕上がりになったり、テカリやヨレ防止になったりもする。気になる人はぜひ試してみて。(フロントロウ編集部)