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大人気ファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの生みの親、J.K.ローリングが『ハリー・ポッター』を本当に思いついた場所は一体どこ?J.K.ローリングがツイッターでファンに回答。(フロントロウ編集部)

大人気ファンタジー『ハリー・ポッター』

 『ハリー・ポッター』は、イギリスの小説家J.K.ローリングが生み出したファンタジー小説、およびそれを元にした映画シリーズ。1997年に第1巻の『ハリー・ポッターと賢者の石』が出版され、2008年に出版された第7巻目の『ハリー・ポッターと死の秘宝』でシリーズが完結。本の全世界累計売上は5億冊にものぼるメガヒット作品。

画像: ©︎WARNER BROS. PICTURES

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 映画は、主人公のハリー・ポッターをダニエル・ラドクリフが、ハーマイオニーをエマ・ワトソンが、ロンをルパート・グリントが演じ、2011年に公開された最終章の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、世界の歴代興行収入13位にランクインする歴史的人気作に。

 魔法を使った独自の世界観は多くのファンを魅了し、現在でもなお愛され続けている。さらに、『ハリー・ポッター』シリーズとリンクする新作である映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズも展開中。ますます目が離さない作品といえる。

J.K.ローリング、ファンとツイッターで交流

 著者のJ.K.ローリングは、度々『ハリー・ポッター』シリーズについて自身のツイッターで設定や考えを明かしたり、ファンからの質問に答えたりすることがある。そんな彼女のもとに何度か送られている質問が、「どこで『ハリー・ポッター』を思いついたのか」という質問。

 以前より、『ハリー・ポッター』が生まれたのはイギリス、エジンバラにあるエレファント・カフェだという定説がある。店には「ハリーポッターが生まれた場所」と書かれた看板も飾ってあり、大勢のファンが詰めかける聖地の一つ。

 しかしファンにエレファント・カフェでの誕生説について聞かれたローリングは、「エレファント・カフェを訪れる何年も前から『ハリー・ポッター』を執筆していたから、あそこは発祥の地ではない。でも、あの場所で執筆はしていたから、この件に関してはおとがめ無しとする」と回答。『ハリー・ポッター』を書いていた最初の数年はエレファント・カフェを訪れたことすらないとして、長年ハリポタファンの間で信じられていた説を否定した。

 さらにローリングからは、ファンにショックを与える別の告白も。

 ポルトガルのポルトには『ハリー・ポッター』の世界に関係しているとして毎年多くのファンが訪れるレロ・エ・イルマオンという書店が存在するのだけれど、この書店については、「その存在さえ知らなかった」とバッサリ。まったく関連がないことを明かした。

『ハリー・ポッター』が生まれた本当の場所は…

 そしてローリングが「初めてアイディアを紙に書いた場所を生誕地とするならば、これが『ハリー・ポッター』の本当の生誕地」と言って投稿したのは、ロンドンのテムズ川の南に位置するクラパム・ジャンクションの賃貸アパート!さらに、「ホグワーツ魔法魔術学校が、私が見たり行ったりした美しい場所から直接インスピレーションを得ていると言われているけれど、それは真実からかけ離れているので私はいつも面白いと思ってる」とまさかすぎる真実も明かした。

 ちなみにストーリーのアイディアが浮かんだ瞬間については、「マンチェスター~ロンドン間の電車の中」と、これまで噂されてきた説が合っていることを認めた。

 物語に登場する架空のスポーツ「クィディッチ」については、1991年に宿泊したマンチェスターのホテルに一泊した時にアイデアが浮かんだことを、ホテルの写真とともに暴露。

 また、ファンの中では定説に近いホグワーツ魔法魔術学校の元になったと言われるエジンバラの「ジョージ・ヘリオット・スクール」という建物については、「100%間違い」と衝撃の真実が。「ホグワーツは、みなさんが言ってるもののどれかを見るずっと前に考え出したもの」と、これまでの『ハリポタ』常識を覆すネタをサラリと明かした。

 『ハリー・ポッター』の誕生に関するショッキングな事実が明かされたばかりではなく、ファンの予想大会を面白いと思っていたというローリング。今後もまだまだ驚きの真相が明らかになっていくかもしれない。(フロントロウ編集部)

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