映画『パディントン』に悪役のミリセントとして登場するニコール・キッドマンは、映画のために「あること」が上手になりすぎて、そのシーンがすべてカットされてしまったという。(フロントロウ編集部)

可愛いクマの映画『パディントン』

 2015年に公開された映画『パディントン』は、1958年に出版されたイギリスの児童文学作品『くまのパディントン』が原作のハートフルアドベンチャー。

画像1: 可愛いクマの映画『パディントン』

 パディントンは大きい帽子にダッフルコートを羽織ったクマのキャラクターで、好物はマーマレード、そしてその性格はとっても紳士的。イギリスでは非常にポピュラーなキャラクターで、ぬいぐるみを始め様々なグッズが販売されている。

 2015年に公開された映画では、パディントンの声を映画『007』シリーズや『リリーのすべて』などに出演しているベン・ウィショーが担当。英国アカデミー賞の作品賞を受賞し、米辛口批評サイトRotten Tomatoesでは98%のスコアを記録している。

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 映画『パディントン』は、ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきたクマが、親切なブラウンさん一家に出会い、「パディントン」と名付けられるところから始まる。パディントンにはもともと名前があったけれど、人間には“クマ語”は発音できないため、ブラウンさん一家の母メアリーが、彼を拾った「パディントン駅」からその名をとった。

 ブラウン家の屋根裏に泊めてもらうことになったパディントンは、早速家を探し始めるけれど、初めての都会暮らしは毎日がドタバタの連続。そんな折に、ロンドンの自然史博物館で剥製部長を務めるニコール・キッドマン演じるミリセントがパディントンの存在に気づき、彼を捕らえようとする。 

画像: ©︎STUDIOCANAL

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ニコール・キッドマンが「取り憑かれる」ほど熱中したこと

 ブロンドのボブヘアーがお似合いの悪者キャラを演じたニコールは、本作のために「あること」の練習に熱中。

画像1: ニコール・キッドマンが「取り憑かれる」ほど熱中したこと

 彼女が「取り憑かれる」ほど熱中したというその内容は、なんと投げナイフ!

 自然史博物館で剥製部長を務めるミリセントは、動物の皮を剥いで剥製にしてしまうのが仕事であり趣味。恐ろしいそのキャラクターを演じるにあたって投げナイフを練習したものの、役作りに熱中しすぎたせいで、そのスキルは恐ろしいほど上達。その結果、「(ナイフを投げる姿が)あまりにも恐ろしかったために、映画から大量にカットされてしまった」とニコールは英Radio Timesに明かした。

画像2: ニコール・キッドマンが「取り憑かれる」ほど熱中したこと

 そして「でも実際に自分が手の中でナイフをひっくり返すのを見たとき、『ワオ!』って思ったの」と、自身のナイフさばきのスキルを振り返った。役作りに熱中しすぎて、カットされるほどナイフさばきが上手くなるなんてさすが。そのかっこよさにしびれてしまうけれど、映画『パディントン』は子供も見るファミリー向け映画。ニコール自身も自分の子供にも見せられないと思ったそうで、ニコールの恐怖のナイフシーンは当然のごとく全カットされてしまった。

 映画『パディントン』を見るときには、一部シーンがカットされてしまうほどだったというニコールの悪役ぶりに注目してみて。(フロントロウ編集部)

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