人気モデルがPCR検査を受ける動画を公開
モデルやテレビ番組の司会、料理研究家、料理グッズのプロデュースなど、マルチに活躍するクリッシー・テイゲンは、ユーモア溢れる開けっ広げな性格や語り口が幅広い層に支持され、日頃からSNSでの言動が大きな注目を集める存在。
そんなクリッシーが、夫でシンガーのジョン・レジェンドや自身の母、ジョンとの長女ルナちゃん(4)、長男のマイルズ君(2)とともに暮らす自宅にて、PCR検査を受ける様子を撮影した動画をフォロワー数が1200万人を超える自身のツイッターを通じて公開した。
Honestly loved it pic.twitter.com/UNRwG3HNcD
— chrissy teigen (@chrissyteigen) May 26, 2020
鼻の奥の細胞を採取するため、検査員から鼻の中に長い綿棒を入れられたクリッシーは、慣れない感覚に驚いた様子で、一瞬たじろいだものの、次の瞬間には笑い声をあげながら「ぜんぜん、悪くないね!」と正直な感想をコメント。
もう片方の鼻の穴に綿棒を突っ込まれた際には「くすぐったい!」と爆笑するほどで、PCR検査に関して「痛い」、「怖い」、「すごく不快」といった感想を抱く人も多いなか、この動画を通じて、個人的には、まったく不快感は感じなかったことを伝えた。
PCR検査を受けたこと、公開したことに批判
「正直、すごく良かった」というコメントを添えて公開されたこの動画は、240万回以上視聴され、76万件を超える「いいね」がついた。
しかし、4万5千件以上にのぼったコメントのなかには、「症状は無いように見えるけど、何のために検査を受けたの?」、「世の中にはまだまだPCR検査を受けたくても受けられない人がいるのに、安易に検査を受けるとは」、「あなたのリアクションを見たせいで5千万人くらいの人がPCR検査を受けたくないと思った人もいるかもしれないってわかってる?」といったネガティブな反応も多数寄せられた。
検査を受けた「理由」
こうした批判の声を受け、ツイッターを更新したクリッシーは「ずっと笑っていられるくらい、すごく簡単だって言ったじゃない」と、自身の動画の影響で検査を受ける人が減るだろうとのコメントに反論。
続けて、自分が暮らすカリフォルニア州ロサンゼルス市では、全住民が無料でPCR検査を受けられるようになったことを説明しながら、「私は手術を受けるから、検査をうけなくちゃならなかったの。もし気に障った人がいたらごめんね」と、手術前にウイルスへの感染の有無を確認しておかなければならなかったと明かした。
Everyone in LA can get tested for free. I’m having surgery and had to. I’m sorry if this offends you. https://t.co/2EFZeowzuq
— chrissy teigen (@chrissyteigen) May 26, 2020
「豊胸手術」を無かったことに
とある手術を受けると明かしたことで、「一体どこが悪いのか?」、「何の手術を受けるのか?」と、さらなる波紋を呼んだクリッシーだが、その後、自分が受けようとしているのは、若い頃に入れた豊胸用のシリコンバッグを取り除くための手術だとインスタグラムへの投稿を通じて告白。
ヌード写真の乳首部分をハートで隠した写真を公開したクリッシーは、豊胸手術を“無かったこと”にしたいと考えた理由について、こんな風に語った。
「ハーイ! もうすぐ手術を受けるために、新型コロナウイルス検査を受ける動画を投稿したんだけど、みんなやっぱり気になっちゃうよね(詮索好きな人もいるけど!)私が手術を受けるのは、”おっぱい”を取り出すためだよ! 長年お世話になったけど、もう要らないかなと思って。自分のサイズのドレスを着た時にちゃんとジッパーが閉められるようになりたいし、うつ伏せで心地良く寝転がりたい! もう大きいのはいらない! だから心配しないで! 何も問題はないから。これからは単なる脂肪の塊になる。それが本来のおっぱいってもんでしょ。おマヌケで、それでいて奇跡が詰まった、脂肪の塊ね」
クリッシーはつい3ヶ月ほど前、14年前、20歳の頃に豊胸手術を受けた際に胸に入れたシリコン製のバッグを取り除きたいと、英Glamourのインタビューで語っていた。
しかし、どんなに安全な手術であっても命に危険が及ぶ可能性は完全には拭いきれないことから、「子供ができると手術に伴うリスクを考えるようになる。『こんなことで死ぬわけにはいかない。オッパイの手術で死ぬなんて!』ってね」と、愛する子供たちのことを考えると躊躇してしまうと複雑な心境を吐露していた。
それからしばらくが経ち、ようやく決心がついたのか、クリッシーはついにシリコンバッグを取り除く手術の予約を入れたよう。
ちなみにカリフォルニア州では、3月中旬のロックダウン以降、不要不急ではない手術が中止されていたが、クリッシーを含むセレブが多く暮らすビバリーヒルズ市では、4月末に市議会の投票の結果、病床を新型コロナウイルス感染患者のために空けるという目的で、待機中の選択的手術の再開が許可された。そのなかには、美容整形手術も含まれており、各クリニックで万全の対策を講じたうえで、施術が再開されている。(フロントロウ編集部)