ウィリアム王子が“見たくないもの”とは
以前からメンタルヘルスの問題に積極的に取り組んでいるイギリス王室のウィリアム王子が、“視力の悪さ”が緊張や不安を和らげることに繋がっていると、英BBCの新ドキュメンタリー番組『Football, Prince William and Our Mental Health(フットボール、プリンス・ウィリアム・アンド・メンタルヘルス)』のなかで明かした。
未来の国王として、何もかも完ぺきにこなしているイメージがあるウィリアム王子。だけど、そんなウィリアム王子にもひとつだけ苦手なことがある。それは、大勢の人たちの前でスピーチをすること。
「年齢を重ねるごとに視力が悪くなっちゃってね。以前は、仕事をする時はほとんどコンタクトレンズをつけていなかったから、スピーチをする時はみんなの顔が全然見えてなかったんだ」と語ったウィリアム王子は、続けて「それが逆に良かったんだけどね。視界がかすんでいるおかげでみんなの顔がぼやけてるし、誰からも見られている感じがしなかった。スピーチが書かれた紙とか、必要なものは見えるけど、部屋全体を見ることはできない。それがかえって緊張を和らげてくれたんだ」と明かし、“見たくないものは見ない”という荒技ともいえる方法で苦手なスピーチをなんとか乗り切っていたことを告白した。
ちなみに、ウィリアム王子はメンタルヘルスの問題を抱える人たちを支援するために、昨年、妻のキャサリン妃や弟のヘンリー王子&メーガン妃夫妻と協力して、電話やショートメールでの相談を24時間年中無休で受け付ける「Shout(叫んで)」というサービスを開始。虐待、人間関係、いじめなどに苦しむ人たちをサポートする活動に力を入れている。(フロントロウ編集部