米サン・ディマスにある高校といえば…
新型コロナウイルスの影響で、各地の多くの学校で卒業式が中止になってしまった。しかし一部ではバーチャル卒業式も開催されており、少しでも学校卒業の区切りを祝福するよう取り組まれている。米カリフォルニア州ロサンゼルス、サン・ディマスにあるサン・ディマス高校も、バーチャル卒業式を開催したひとつ。そして彼らには、他の高校にはない1つの嬉しい偶然があった。それは、サン・ディマスが映画『ビルとテッド』シリーズの舞台だということ!
今では世界的トップスターとなったキアヌ・リーブスの名を、世間に広く知らしめたカルト的人気を誇る1989年の映画『ビルとテッドの大冒険』は、1991年に続編『ビルとテッドの地獄旅行』が制作され、なんと今年2020年に中年となったビルとテッドを主役に、第3作目が全米公開される。
キアヌ・リーブス、高校生たちへプライベート動画
その舞台サン・ディマスの高校がバーチャル卒業式を行なうともなれば、テッド役のキアヌとビル役のアレックス・ウィンターもぜひお祝いしたいと、ビデオ動画でサン・ディマス高校の卒業生にメッセージを送った。
「お互いにエクセレントであれ」という劇中のセリフを引用したTシャツで登場したキアヌは、アレックスとともに挨拶をすると、「僕たち2人は、ワイルド・スタリオンズさ」と、ビルとテッドが組んでいたバンド名で自己紹介。メッセージは1分弱だけれど、そのなかで映画の中に登場するセリフを多数引用しながら、自分たちが過去に演じたサン・ディマスの高校生たちを祝福した。
身振り手振りを交えて高校生たちを祝福したキアヌは、演技ではないプライベートな動画とあって、自然体な様子。さらに、新型コロナウイルスの影響でハリウッド映画界は休止中。映像もそれぞれの自宅から撮影したと思われ、キアヌの自宅が垣間見られるレアな映像に。
じつはキアヌは、大スターとなってからも長年家を購入せず、撮影地やロサンゼルスの借家などを転々とし、ジプシーのような生活を送っていた。しかし数年前にやっと自宅を購入し、その後は「やっぱり我が家はいいな」としみじみしていることを明かしていた。そんなキアヌの家の内装は、バイクが大の趣味で知られるキアヌらしく、無骨な雰囲気。また、アートに造形の深い彼は、アート作品を壁に飾っていることも確認できる。
サン・ディマス高校の卒業生へのプライベート動画だけれど、多くのファンも喜ばせる映像となっているようだ。(フロントロウ編集部)