そもそも、フェイススチーマーの効果って？
エイジングケア医療に詳しいリチャード・ファーシャイン医師によると、家庭用フェイススチーマーを使うメリットは大きく分けて2つあるという。
1つめが、毛穴をキレイに保つことができること。ファーシャイン医師いわく、蒸気を当てることで顔全体の毛穴が開き、毛穴につまった汚れをほぐしたり、溶かしたりすることができると米メディアHellogigglesで説明。
2つめが、スキンケア製品の浸透が良くなること。スキンケア製品を塗る前にフェイススチームを当てることで肌の表面が温まり、顔全体の血行が促進。肌が柔らかくなり、化粧水や美容液のうるおいを肌の奥まで届けることができるそう。
しかし、フェイススチーマーは、必ずしも“すべての肌タイプ”にとってメリットがあるとは限らない。セレブエステティシャンのソニア・ダカールによると、とくに敏感肌や乾燥肌の人は注意をする必要があるそうで、「（蒸気に当てすぎると）逆に肌が乾燥したり、刺激になったりする場合がある」と忠告している。
プロがオススメする使い方
では、さっそくフェイススチーマーの効果を最大限に活かすプロの使い方をご紹介。
はじめに、顔に蒸気を当てる前に、肌をキレイにするところからスタート。メイクをしたままスチーマーを使ってしまうと、毛穴の汚れを落とすどころか、奥に押し込んでしまう可能性があるため、ソニアは「必ずクレンジング、洗顔を済ませてから使うように」とアドバイス。
肌の準備ができたら、フェイススチーマーの吹出口から10~20cmほど離れて、顔に蒸気を当てる。スチーマーの種類によっては、非常に高温な蒸気が発生する場合があるため、火傷をしないように安全な距離を保って。
およそ9分ほど蒸気を当てたら、あとはいつも通りスキンケアを行なうだけ。毛穴の汚れがすっきりとキレイになり、肌もほぐれてスキンケア製品を吸収する準備も万全。いつも以上にスキンケア効果を実感できるはずだとソニアは話している。
ちなみに理想的な頻度は、週に1~2回。初めてフェイススチーマーを使う人は、いきなり長い時間蒸気を当てると肌を痛める可能性があるため、肌の調子を確認しつつ、徐々に回数や時間を延ばしていくよう心がけて。（フロントロウ編集部）
