コロナ禍で肌トラブルを訴える人が急増
米調査会社ダイネータ(Dynata)が、全米の女性1,000人を対象に実施した調査によると、新型コロナウイルスの発生して以降、約80%以上が「肌トラブルが増えた」と回答。
4人に1人がニキビが増えたと訴えており、25歳未満にいたっては55人がニキビに悩んでいるという。これは、年間を通じて約5000万人がニキビの影響を受けているという試算になる。
なぜ、肌トラブルが急増しているの?
エステティシャンのパメラ・マーシャルによると、新型コロナウイルスの影響でニキビに悩む人が急増している背景には、マスクの長時間着用、睡眠不足、不規則な食事、ビタミン不足、運動不足、ストレスなど、様々な理由が重なっているという。
セレブ御用達フェイシャリストのデビー・トーマスは「食事、運動、ストレスなど、日常生活に大きな変化があると、肌にも直接影響を与える。たとえポジティブな変化だったとしても、身体が順応し、ホルモンが落ち着くまでには時間がかかる」と英メディアGlamourでコメント。
外出自粛による閉塞感や慣れない在宅勤務、感染への不安などのストレスが、肌トラブルに繋がっている可能性があるという。
ニキビを改善するには?
はじめに、スキンケアで見直したいのがクレンジング。デビーは「オイルやバルムクレンザーは、ニキビを悪化させる可能性があるため使用を控えて」と忠告。なるべく肌に優しいものに切り替えるようアドバイス。
続けて、デビーは「ニキビケア用のクリームを塗ったら、保湿クリームでしっかり保湿。あと日中は必ず日焼け止めを使うことを忘れずに」と、なるべく少ないスキンケア製品でシンプルなケアを心がけるのが大切だと説明。
もうひとつ効果的なのが、クレイマスクを使うこと。デビーは「これ以外にも、週に2~3回はクレイマスクを使うことをオススメする。ただし、あまり強いタイプのものを使うと肌に負担をかけるから、ニキビ専用のジェルタイプから使い始めるのがベスト。にきびに効果ある成分としては、サリチル酸を含んでいるものを選んで」と話している。
肌トラブルを改善させるためには、スキンケアを見直すことも大事だけれど、食事や運動をしたり、なるべくストレスをためないことも大事。肌トラブルに悩んでいる人は試してみて。(フロントロウ編集部)