6月はLGBTQ+文化やコミュニティに理解を深める「プライド月間(Pride Month)」。そんなプライド月間を祝福し、LGBTQ+コミュニティへの支援を行なっているコスメブランドを5つご紹介。(フロントロウ編集部)

LGBTQ+を支援する企業が増加

 ビューティー業界では近年、LGBTQ+コミュニティーをサポートする姿勢を表明する企業が急増している。

 しかも、LGBTQ+(性的マイノリティ)の象徴である「レインボー」を用いたカラフルなコスメや化粧品を販売するだけに留まらず、さまざまな慈善団体に多額の寄付をしたり、SNSを通じて“多様な性”への理解を深める教育や啓発活動をするなど、年を追うごとに内容を充実させている。

 そこで今回は、LGBTQ+コミュニティへのサポートを表明しているコスメブランドを5つ紹介。コスメという身近なアイテムを通じて、多様な愛のカタチへの理解を深めてみて。

NYX Professional Makeup

 NYX Professional Makeup(ニックス プロフェッショナル メイクアップ)は、LGBTQ+キャンペーンとして、バーチャル版プライド・パレード「#Proud Allies For All」を発足。その一環として、人気アイテム「UT シャドウ パレット」のプライドエディションを発売(日本未発売)。

 さらに、6月1日から「#I March For」というインスタグラムのフィルター加工の提供を開始。キャンペーンのハッシュタグと共に写真を投稿すると、ニックスの公式アカウントに掲載されるチャンスを得ることができる。

 ほかにも、ニックスは、ロサンゼルスのLGBTセンターと協力し、LGBTコミュニティに対する理解を深めるためのビデオトレーニングセッションを提供するマイクロサイトを開設。世界のLGBTQ+コミュニティーに5万ドル以上を寄付し、これらの取り組みを支援している。

Morphe

 米コスメブランドのMorphe(モーフィー)は、5月28日にLGBTQ+をテーマにした「フリー・トゥ・ビー(Free To Be)」コレクションをローンチ。アイシャドウパレット、ブラシセット、リップグロス、セッティングスプレーなどの豪華なラインナップを揃えた。

 また、モーフィーは、これらのコレクションの純収益を米国の非営利団体「GLSEN」に全額寄付することを表明。GLSENは、性的指向、性同一性、性別表現に基づく差別、嫌がらせ、いじめをなくし、安全で包括的な学校をLGBTQ+を含むすべての生徒に提供することを目的に活動している。

Kiehl's

 Kiehl's(キールズ)は、6月にLGBTQ+コミュニティへの支援のために、米国の非営利団体「The Trevor Project」に10万ドルを寄付。The Trevor Projectは、LGBTQ+の若者たちが抱える悩みに寄り添い、自殺防止や危機管理などに取り組んでいる。

 ちなみに、キールズは、世界最大のLGBTQ+の祭典「ニューヨーク プライド マーチ(NYC Pride March)」の公式スポンサーを2019年時点で9年間務めている。残念ながら、今年はパレードの開催が中止になってしまったけれど、引き続きサポートの意思を伝えている。

Marc Jacobs Beauty

 Marc Jacobs Beauty(マーク ジェイコブス ビューティー)の人気リップグロス「エナモード」から、LGBTQ+をテーマにした新たなコレクション「エナモード(ウィズ プライド)」が登場。新色5色は、それぞれ虹色の限定パッケージにつつまれ、数量限定で販売される。

 また、マーク ジェイコブス ビューティーは、2つの慈善団体(SAGE/Le Refuge)にそれぞれ1万ドルを寄付。SAGEは、LGBTQ+の高齢者の生活改善を目的とした団体で、Le Refugeは、LGBTQ+の若者の孤立と自殺を防ぐフランスの団体で、シェルターとサポートを提供している。

Sigma Beauty

 Sigma Beauty(シグマ ビューティー)は、LBGTQ+コミュニティをサポートする一環として、虹をテーマにしたメイクブラシを発売。ベストセラー商品である「F80 フラット カブキ(Flat Kabuki)」に虹色ホログラムのラッピングをかけたアイテムで、数量限定で販売される。

 また、シグマビューティーは、このメイクブラシの純収益の50%を「It Gets Better Project」に寄付することを表明。It Gets Better Projectとは、差別や疎外に苦しむLGBTQ+の若者に対し、同じ境遇の人たちが動画を通して“It Gets Better(きっと状況は良くなる)”というメッセージを伝えるプロジェクトのこと。

 性別に関係なく“自分らしさ”を引き立ててくれるコスメ。これを機に、性の多様性をめぐるさまざまな問題について耳を傾けてみて。(フロントロウ編集部)

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