ムダ毛を処理すると荒れるのはナゼ?
皮膚科医のモナ・ゴハラ医師によると、ムダ毛を自己処理した際に、赤みやブツブツなどの肌荒れを起こしてしまう理由は、毛だけでなく肌の表面にある角質まで落としているから。

ゴハラ医師は「カミソリで毛を剃ると、肌の表面にある角質まで削れる。そうすると、肌の防衛本能が働いて、結果的に炎症を引き起こしてしまう」と米メディアMarie Claireで説明。
また、カミソリの刺激によって肌が乾燥したり、ターンオーバーが乱れたりしてしまうと、古い角質が毛穴につまり、肌の表面に出てこれない「埋没毛」が発生しやすくなるという。
ステップ1.ボディスクラブでマッサージ
カミソリ負けによる「毛穴のブツブツ」や「埋没毛」を防ぐポイントは、ボディスクラブなどを使って定期的に古い角質を取り除くこと。

ゴハラ医師は「シャワーを浴びるついでに、肌に優しいスクラブミトンやボディスクラブを使って角質ケアしてみて」とコメント。定期的に角質ケアをすることで、肌のターンオーバーが促され、 埋没毛の発生や肌荒れを防いでくれるという。
すでに赤みやブツブツ、埋没毛が発生してしまった場合でも、ボディスクラブは必要だと話すゴハラ医師。「(角質ケアせず)埋没毛をそのままにしておくと、さらに炎症が悪化する恐れがある」と話し、なるべく肌を刺激しないように優しく取り除くようアドバイス。
ただし、毎日ボディスクラブを行なうと、肌が乾燥してしまう恐れがあるため、週に1~2回に留めて。
ステップ2.アフターシェーブローションで保湿
スクラブし終えたら、今度はアフターシェーブローションで肌をしっかり保湿。
ゴハラ医師は「市販されているローションには保湿の他にも炎症を鎮める効果があり、カミソリ負けによる肌荒れを和らげてくれる」と話し、1日1回、赤みやブツブツがなくなるまで塗り続けるのが良いと明かした。

さらに、ゴハラ医師は「サリチル酸を配合した化粧水やクリームを赤みが気になる部分に塗るのもオススメ」と助言。サリチル酸には角質を柔らかくする働きがあり、毛穴つまりや肌荒れを予防する働きが期待できるという。
ほかにも、ゴハラ医師は「気になるからといって、埋没毛をピンセットで抜くのは絶対にやめて。埋没毛を取り除くには、3~5日間は抗炎症作用のあるクリームを塗ったり、ボディスクラブをする必要がある」と話している。

とくに脚の露出が増えるこれからの季節。プロのボディケア方法を参考に赤みやブツブツのない美しい肌をゲットしてみて。(フロントロウ編集部)