ケンダル&カイリーにとって父ケイトリンは“ヒーロー”
2017年、2018年と2年連続で「世界で最も稼ぐモデル」に輝いたケンダル・ジェンナーと、つい先日、驚異の年収640億円で2020年度版の「セレブ長者番付」で堂々の1位に輝いたリアリティスター兼実業家のカイリー・ジェンナーが、2015年にトランスジェンダーであることをカミングアウトし、ブルース・ジェンナー改めケイトリン・ジェンナーとして生きていくことを決めた父のことを「誇りに思う」と、米Peopleのインタビューで語った。
「父からトランスジェンダーだとカミングアウトされた時、私たちの関係が次のステップに進んだ気がする。彼女はやっと私の前で正直になることができた。彼女が今までどんなことを感じていたのか、腹を割って話すことができたの。ずっと一緒に暮らしてきたけど、父が自分の気持ちを打ち明けることはほとんどなかったから、私たちにとってすごく大きなステップだった」と語ったケンダルは、ずっと秘密を抱えて生きてきた父がようやくその秘密を家族や世間に公表し、“本当の自分”として生きる決意をしたことで、親子の絆がより深まったことを告白。
続けて、「父の勇敢さを見て、“好きなものは好き。そのことに対して何も恥じることはない”ということを学んだ。もう覚えていないくらいずっと前から、彼女は私のロールモデル(※お手本となる人物)。彼女は本当に勇敢で、私もいつか彼女と同じくらい勇敢な人間になれたらいいなと思ってる。(中略)今も昔も刺激を与えてくれる」と、子供の頃から現在に至るまで父ケイトリンからたくさんの影響を受けてきたことを明かした。
父ケイトリンから影響を受けたのはカイリーも一緒のようで、カイリーが「私にとって父はインスピレーションを与えてくれる存在。オリンピックで金メダルを取ったこともそうだし、パイロットの免許を取得したこともね。でも、彼女が“本当の自分”として生きる姿をこうやって見ているのが、一番のインスピレーションかも」 と言うと、ケンダルもそれに同調。姉妹で「彼女は私たちのヒーロー」と声をそろえた。
ちなみに、カイリーはブルースよりもケイトリンのほうが気が合うそうで、以前、人気トーク番組『エレンの部屋』に出演した際に、「ブルースよりケイトリンのほうが好き。メイクやファッションの話ができるし、前より絆が深まった」と嬉しそうに語っていた。(フロントロウ編集部)