スパイダーバースの大ファンである少年
マーベルヒーローのなかでも比較的若いスパイダーマン/ピーター・ベンジャミン・パーカーは、ティーンエイジャー。その年や外見に親近感を抱きやすいのか、子供のファンも多い。2018年には、CGアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』も公開され、ピーターではなく、高校生のマイルス・モラレスがスパイダーマンとして活躍した。
アメリカに住むエリも、マイルス・モラレスのスパイダーマンに憧れる少年。スパイダーマンのようになりたいと願うエリを見て、父ジェレミーは『スパイダーマン:スパイダーバース』の衣装を買ってあげたそう。
1人で壁に張りつきたい
衣装を着たエリは、ジェレミーに抱っこされながら壁や天井を移動して楽しんでいたそうなのだけれど、やっぱり子供心に思ってしまうのは当然…、「パパなしで天井に張りつきたい」。
なかなか難しい願いを息子に伝えられたジェレミーは、あるアイディアを思いつく。写真を撮って、フォトショップで自分を消してしまえば良い! 自分はフォトショップのエキスパートではないと、英Ladbibleに話すジェレミーだけれど、ものの30分ほどで作り上げた写真がこちら。
My son got the spider man costume he's been wanting forever today. I held him up in various positions and then photoshopped myself out. Turned out pretty good! pic.twitter.com/aEqYEdSVhf
— Positive Jerry™ (@SuperSartre) June 5, 2020
エリが1人で完璧に壁にくっついているように見えるうえ、フォトショップで編集された印象も少なく、まるで本物のスパイダーマンが現れたよう。もちろんエリはこの写真に大満足だという。
この写真や、ジェレミーの素敵なアイディアには多くの著名人も反応。そのなかには、『スパイダーマン:スパイダーバース』を含むスパイダーマン映画を多く製作・配給してきたソニー・ピクチャーズの親会社ソニーも、興味津々な様子で目の絵文字をコメントし、写真のクオリティの高さに驚きを示した。また、『スパイダーマン:スパイダーバース』のプロデューサーであるクリス・ミラーも、「すごく良いね!」というコメントを添えてリツイートしている。
スパイダーマンは多くの子供たちの憧れ
スパイダーマンといえば、壁に張りつくことのほかに、手首から糸を出せることが、クモに噛まれたスパイダーマンが得た能力のひとつ。ヒーローになりたい子供たちを応援するブランドHeroTechは、手首から糸が出せるようになるおもちゃを販売している。
しかし一方で、スパイダーマンに憧れる子供たちが予想外の事件を起こすこともあり、ボリビアでは5月に、スパイダーマンに憧れた3兄弟がクモにわざと噛まれ、救急搬送される出来事が発生した。(フロントロウ編集部)