意外なあだ名を持つロイヤルファミリー
イギリス史上最高齢の君主であるエリザベス女王や、ファッションアイコンとして人気のキャサリン妃、天真爛漫さでロイヤルファンを笑顔にさせているシャーロット王女など、イギリス国民以外の人々からも注目を集める英国ロイヤルファミリー。
若い世代は地に足のついた姿勢で知られるとはいえ、やっぱり格式高いイメージもある英国王室だけれど、家族や友人の間で使われているニックネームは意外にも可愛いような面白いような? そこで、英国王室メンバーのニックネームをご紹介。
エリザベス女王/ガンガン、ガリー、ティラベット、リリベット、キャベツ
4人の子どもを持ち、8人の孫、そして8人のひ孫を持つエリザベス女王は、1947年にフィリップ王子と結婚。そんなエリザベス女王は、幼少期には自分をティラベット、そしてその後リリベットと呼んでいたそう。リリベットという呼び名は、エリザベス女王の父ジョージ6世も使っていて、さらに今でも親しい友人は女王をこう呼んでいるという。
また夫フィリップ王子は、なんと女王のことをキャベツと呼ぶという! 一見悪口のように聞こえるかもしれないけれど、じつはこれは、フランス語で愛しい人を呼ぶ時にキャベツと言うことに由来すると見られている。エリザベス女王とフィリップ王子は2人ともフランス語が堪能なため、その意図も分かっているよう。
そんなエリザベス女王は、孫からはグランドマザー、ひ孫からはグレイト・グランド・マザーと呼ばれる立場。しかし幼い子供たちには上手く言えないこともあったようで、ウィリアム王子は過去にガリー、ジョージ王子はガンガンと呼んでいたという。
ジョージ王子/アーチー、P.G.
ロイヤルキッズとして有名なジョージ王子は、自分で自分をある名前で呼んでいたことが。それは、アーチー。そう、ジョージ王子のいとこであるアーチーと同じ名前だけれど、これはアーチーが誕生する前の話。ジョージ王子に予知能力が!?と話題になった。
そんなジョージ王子は、小学校の間ではとてもクールなあだ名で呼ばれており、それはP.G.。プリンス・ジョージの頭文字を取ったものだと考えられている。
シャーロット王女/ロッティー、ポペット、ミニョネット
その天真爛漫さで人気のシャーロット王女は、両親であるキャサリン妃とウィリアム王子から別々のあだ名で呼ばれているよう。キャサリン妃はシャーロットから取ってロッティー、そしてポペット、ウィリアム王子はミニョネットと呼んでいるところが目撃されている。
ちなみに、ミニョネットはフランス語で“可愛い”や“小さくて可愛い子”という意味があり、ウィリアム王子の子供への愛が溢れた呼び名となっている。
キャサリン妃/ポペット、スクイーク、プリンセス・イン・ウェイティング
キャサリン妃がシャーロット王女に使っていたポペットという呼びかけだけれど、じつはウィリアム王子がキャサリン妃に使っていたのを目撃されたのが先。一家のなかでは、家族への呼びかけとして使われているよう。
そんなキャサリン妃は、小学校ではスクイークと呼ばれていたそう。ちなみに彼女のニックネームということで、学校で飼っていたモルモットにも同じ名前がつけられていたという。そんなキャサリン妃には、あるおとぎ話のようなエピソードも。彼女が当時憧れていたのが、そう現在の夫のウィリアム王子。そのことから、なんとキャサリン妃のあだ名はスクイークから、“待っているお姫様”という意味であるプリンセス・イン・ウェイティングに! 若かりしウィリアム王子の人気は相当のものだったので、ひとりの少女がそんなニックネームになるのは不思議ではないけれど、本当にプリンセスになるとは驚き。
ウィリアム王子/ウォンバット、スティーブ
母親から可愛らしい呼び名を使われている子は多いけれど、故ダイアナ元妃がウィリアム王子を呼んでいたあだ名はかなり意外なものだった。それは、ウォンバット。その由来は、そう、あの動物のウォンバット。このあだ名についてウィリアム王子はダイアナ妃の没後10周年のインタビューで、母がオーストラリア訪問に行った際に見た可愛いウォンバットに会ったからであって、自分が似ているからではないと一旦は言ったものの、「いや、もしかしたらそうなのかな」と話していた。
また、いつでも注目の的になってしまう将来のイギリス国王は、大学生活は普通に送りたかったそうで、スティーブという名前を代わりに使っていたと言われている。
ヘンリー王子/H、ハズ、スパイク・ウェルズ、ポッター
2018年にメーガン妃と結婚したヘンリー王子は、彼女から少し意外なニックネームで呼ばれている。それは、“H”。短すぎないか?と思ってしまうけれど、分かりやすいパターンもあり、ハズとも呼ばれているそう。
また、王族らしからぬフレンドリーさで知られるヘンリー王子は、SNSも使っていたという。普通の学生生活を送っていたヘンリー王子だけれど、さすがにそのままの名前でSNSを使うわけにはいかず、スパイク・ウェルズという名前で登録していたそう。ちなみにヘンリー王子は英語圏では通常ハリーと呼ばれており、あのキャラクターを想像したのは彼の友人も同じだったようで、“ポッター”とも呼ばれていたそう。
メーガン妃/フラワー、ビーン
母ドリア氏と仲が良いことで知られるメーガン妃は、幼い頃からある素敵な呼び名で呼ばれているという。それは、フラワー。母にとって彼女がお花のように愛おしい存在だったと想像できるこのニックネームを、メーガン妃ももちろん気にいっているよう。
また父トマス氏からは、なんとビーンと呼ばれていたよう。俳優時代の2016年、父の日のメッセージでメーガン妃は自身のことをビーンと呼んでいる。
アーチー/リトル・バンプ、ババ
2019年5月に誕生したばかりのアーチーだけれど、父ヘンリー王子は、生まれてくる前からある呼び名を使っていた。それがリトル・バンプ。日本語で言えば「ポッコリちゃん」というニュアンスのあだ名で、お腹の中にいたアーチーに愛情を注いでいた。
またアーチーが誕生した後には、愛しい男性や子供に使う呼びかけのババという愛称を使ってアーチーに話しかけるメーガン妃の姿が目撃されている。
(フロントロウ編集部)