古い口紅だけれど、まだ使える?
シーズンごとに新しいカラーが登場する「口紅」。何本あっても困らないからと、新発売のものを次々と買っているうちに、いつの間にか使い切れていない口紅がチラホラ。
久しぶりに使ってみようと取り出してみても、「あれ、この口紅いつ買ったっけ…」と、使用期限が気になって、なんとなく使うのが不安になった経験、誰しも一度はあるのでは?
そこで、化粧品やコスメ開発に携わるロレアルの主任研究員ロゼリン・ロザリオが、口紅にまつわるギモンを解決。口紅の寿命を見分ける「劣化のサイン」を米メディアMakeup.comで紹介した。
そもそも、口紅に使用期限はあるの?
基本的に化粧品は、未開封の状態で3年、開封後は1年は問題なく使用できるとされている。しかし、ロゼリンは「ほかの化粧品やコスメと同様に、口紅も時間の経過とともに劣化するもの」と話し、あくまで参考にするのがいいとアドバイス。
口紅が劣化しているサインって?
ロザリンいわく、手っ取り早い方法が目で確認すること。口紅の発色が悪くなったり、汗をかいたり、異臭を放っていたりする場合は、口紅が劣化しているサイン。
仮に使用期限が切れていなくても、保管している環境や温度変化などによって劣化が加速することがあるそうなので、使用感をチェックしてみて。
また、目に見える変化が見えなくても、口紅を唇につけたときに「なんだかピリピリする」「唇が乾燥しやすくなった」などが起こった場合も要注意。そのまま使い続けると肌トラブルに発展する恐れがあるため、買い替えを検討したほうがいいかも。
期限切れの口紅は、使ってもいいの?
ロザリンは「もし口紅に明らかな変化が見られず、使用期限を大きく超えておらず、口紅の使用感に満足しているなら、使っても害はない」と明言。
ただし、先ほども説明した通り、使用期限が切れた口紅は刺激を引き起こす可能性がある。ロザリンは「防腐剤が効かなくなっていると、不要な細菌が増殖する恐れがあるので、できれば使用を控えたほうがいい」と忠告している。
プロが教える口紅の劣化を見分けるサイン。いろんな口紅の色を試してみたいという人は、ミニサイズを選ぶのもひとつの手。(フロントロウ編集部)