日本ではAmazonプライム・ビデオで配信中のHuluオリジナルドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密(Little Fires Everywhere)』のあらすじやキャスト、魅力をご紹介!(フロントロウ編集部)

ドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』のあらすじ

 ドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密(Little Fires Everywhere)』は、2020年に配信されたHuluオリジナルドラマで、日本ではAmazonプライム・ビデオで配信されている。

画像: ドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』のあらすじ

 本作は、1990年代後半の米オハイオ州シェイカー・ハイツを舞台に、ある一家に起こる事件を描いた作品で、原作は2017年にアメリカの作家セレステ・イングによって執筆された『Little Fires Everywhere』という小説。

 主人公はリース・ウィザースプーン演じる裕福な白人女性エレナ・リチャードソンと、ケリー・ワシントン演じる貧乏な黒人女性ミア・ウォレン。社会的にも経済的にも全く正反対の母親2人が出会い、ぎくしゃくしながらもストーリーが進んでいく。本作で製作総指揮も務めているリースとケリーは、ある読書会で原作の存在を共有し、映像化に興味を持ったと、Amazonプライム・ビデオの公式インタビューで明かしている。

今見るべき!『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』の魅力は?

 『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』の舞台は1990年代と少し昔ではあるものの、2020年現在、世界中で問題になっている人種問題、経済格差、性別格差、LGBTQ+の権利などといった要素が散りばめられている。

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 タイトルにもあるように、様々な問題の“小さな火種”があらゆるところで燃え始め複雑に話が絡み合っていくという謎と緊張感が魅力の一つ。特に、それらの問題を女性の立場から描き出し、予想できない方向に向かっていくところが面白い。

 本作は「母親」をメインテーマとしつつも、見進めると、彼女たちは1人の「女性」であり、複雑な感情を抱く「人間」でもある、ということが分かってくる。見栄や嫉妬、後ろめたい考えや行動におけるためらいや思い切りの良さなど、誰しも共感できる部分があるはず。

 また、『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』は俳優たちの演技も見どころのひとつ。リースは気忙しく見栄っ張りでいつもイライラした女性を、ケリーは何かにいつも追われ神経が張り詰めていて、怯えながらも警戒している女性を見事に演じきっている。

『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』のキャスト

エレナ・リチャードソン役:リース・ウィザースプーン

画像: エレナ・リチャードソン役:リース・ウィザースプーン

 製作総指揮も務めたリース・ウィザースプーンは、生まれ持った「白人」という特権を理解できない女性の役をうまく演じきっている。エレナはリチャードソン家で、4人の子供を育てる母親。リースは女優としての活動だけでなく、女性の多様性を描くための映画制作会社「Pacific Standard(Hello Sunshine傘下)」を立ち上げ、本作の制作にも携わっている。近年の出演作品は、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』、ドラマ『ザ・モーニングショー』など。

ミア・ウォレン役:ケリー・ワシントン

画像: ミア・ウォレン役:ケリー・ワシントン

 同じく製作総指揮を務めたケリー・ワシントン演じるミア・ウォレンは、エレナの住む街に娘であるパールを連れてやってきたアーティスト。自身のアートのために、車一つで様々な場所に赴き転々としているという。大きな秘密を抱え、警戒心の高い女性を演じている。ケリーの代表的な出演作品は、ドラマ『スキャンダル 託された秘密』、映画『アメリカの息子』など。

ビル・リチャードソン役:ジョシュア・ジャクソン

画像: ビル・リチャードソン役:ジョシュア・ジャクソン

 リース演じるエレナの夫、ビル・リチャードソンを演じているのは、ジョシュア・ジャクソン。本作は女性にスポットライトを当てているため、ビル側からの気持ちは分からないようになっているけれども、ジョシュアの繊細な表情からはその感情が伝わってくるから不思議。主な出演作品は、ドラマ『ボクらを見る目』、舞台『Children of a Lesser God』など。

リンダ役:ローズマリー・デウィット

画像: リンダ役:ローズマリー・デウィット

 長年不妊に悩むエレナの幼なじみで親友のリンダを演じたのはローズマリー・デウィット。本作では大きな鍵を握る人物でもある。ローズマリーの主な出演作は、映画『ラ・ラ・ランド』、ドラマ『ブラックミラー』、『レイチェルの結婚』など。

レクシー・リチャードソン役:ジェイド・ペティジョン

画像: レクシー・リチャードソン役:ジェイド・ペティジョン

 エレナとビルの長女レクシー・リチャードソンを演じたのは、ジェイド・ペティション。リースの若い頃にそっくりで、溌剌とした賢い女性。現在19歳のジェイドは、ドラマ『スクール・オブ・ロック』のメインキャスト、サマーを演じたことで知られている。『スクール・オブ・ロック』では歌うことができなかったという設定だけれど、本当は歌が得意。

パール役:レクシー・アンダーウッド

画像: パール役:レクシー・アンダーウッド

 ミアの娘で、次第にリチャードソン家にとって重要な立場になっていくパールを演じたレクシー・アンダーウッドは現在16歳の俳優、歌手。レクシーは、2014年にドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』でテレビ初出演を果たした。主な出演作品は、米ディズニーXDの『ワルノリ!どっきりギャング』、ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』など。

イジー・リチャードソン役:メーガン・ストット

画像: イジー・リチャードソン役:メーガン・ストット

 エレナとビルの末っ子イジー・リチャードソンを演じたのは、現在17歳の俳優、メーガン・ストット。ドラマでは、多感な中学生を演じ、リース演じる母親のエレナをいらいらさせている。メーガンは2018年のドラマ『So Shook』で初めてテレビ出演を果たした新進気鋭の若手。短編映画『Second Star to the Right』にも出演している。

ムーディ・リチャードソン役:ギャヴィン・ルイス

画像: ムーディ・リチャードソン役:ギャヴィン・ルイス

 エレナとビルの次男、ムーディー・リチャードソンを演じたギャヴィン・ルイスは現在16歳。2016年に公開された映画『マキシマム・ライド』で映画デビューを果たした。ドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』では、パールとすぐに打ち解け仲良くなる好青年を演じている。

トリップ・リチャードソン役:ジョーダン・エルサス

画像: トリップ・リチャードソン役:ジョーダン・エルサス

 エレナとビルの長男で、ジョックスのトリップ・リチャードソンを演じているのは、18歳のジョーダン・エルサス。ジョーダンは、2014年ごろからテレビドラマを中心に活躍している新進気鋭の俳優で、主な代表作はドラマ『Tell Me Your Secrets』、『Sister Aimee』など。

 リース・ウィザースプーンとケリー・ワシントンが主演と制作総指揮を務め、ベテランから若手まで、様々な才能あふれるキャストが出演している話題作、Hulu制作のドラマ『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』はAmazonプライム・ビデオで配信中。(フロントロウ編集部)

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