なぜ梅雨は髪がうねりやすいの?
梅雨の時期になると起きる髪の「うねり」「広がり」。その原因のひとつは、髪の水分バランスが乱れてしまうから。ヘアスタイリストのハリー・ジョッシュいわく、雨で湿気が増えると、髪がいつも以上に水分を吸収してしまい、うねりやクセが出てしまうと米メディアByrdieで説明。
そこで、今回はそんな厄介な髪のうねりを抑える3つのコツをプロが紹介。特別なテクニックもスタイリング剤も使わない、今すぐ実践できる方法をチェック。
コツ1.シャンプーの使いすぎに注意
髪がうねる原因には、雨の日の湿気、紫外線やドライヤーの熱による乾燥ダメージ、加齢などさまざまなものがある。そのなかでも、とくに髪のうねりを悪化させている可能性があるのは「シャンプーの使いすぎ」。
ロンドンにあるヘアサロン「ロックネゴ」のクリエイティブディレクター兼マネージャーを務めるアントニー・ローリングスによると、シャンプーで髪を洗いすぎると、頭皮や髪に必要な皮脂まで奪ってしまい、とくに髪が細い人は余計に広がりやすくなると英Glamourでコメント。
アンソニーは「髪をなめらかにしたいなら、シャンプーは少なめにすることをオススメする。強くこすらないようにして、リンスの後はたっぷりの水でしっかり洗い流して」とアドバイス。
また、髪のうねりやごわつきを和らげるために、週に1度はヘアマスクで「集中ケア」をすることも勧めている。
コツ2.ドライヤーは「冷風」で仕上げる
先ほども説明した通り、ドライヤーによる「熱ダメージ」も髪のうねりを悪化させる恐れがある。そのため、髪の広がりやうねりを抑えたいときは、必ずドライヤーの「冷風」を使って仕上げることがマスト。
ヘアスタイリストのラリー・キングは「クセやうねりがある人は、必ずドライヤーの冷風で仕上げて」と助言。冷風を使うことで、ドライヤーの熱で広がった髪表面のキューティクルが引き締まり、うねりの原因となる乾燥を防いでくれるという。
コツ3.髪の梳かし方を変える
とくに湿気の多い雨の日は、髪がまとまらないからといつもに髪を梳かす人も多いと思うけれど、ブラッシングのしすぎには要注意。
ラリーは「髪を梳かしすぎると、毛先が痛んで余計に広がりやすくなる」と忠告。髪のうねりがひどいときは、ヘアブラシではなくドライヤーを使うのが良いそう。ラリーは「ロールブラシとドライヤーを使って髪をなめらかにして。ちなみに髪を濡らす必要はないよ」と話している。
せっかくキレイにスタイリングしても、数時間後にはうねってしまう梅雨シーズンの髪の悩み。プロのテクニックをマスターして、まとまりのいい髪に仕上げてみて。(フロントロウ編集部)