毎年6月はLGBTQ+への理解を深めるためのプライド月間(Pride Month)!今年は新型コロナウイルスの影響でイベント中止が相次いでいるが、ビジュアル探索ツールのPinterestでの関連検索は前年比93%増と、世間の関心がより高まっていることがわかった。(フロントロウ編集部)

国内における「LGBT」の認知度は年々上昇

 電通ダイバーシティ・ラボが行った「LGBT調査2018」では、「LGBTとはセクシュアル・マイノリティーの総称のひとつということを知っているか」という質問に対して「知っている」「何となく知っている」と回答した人は計68.5%となり、2015年の37.6%から約2倍、30.9ポイントも増加。

 初めて同調査が行われた2012年頃は「LGBT」という言葉の認知はとても低く、セクシュアルマイノリティーについてのトピックを企業が語ること自体、またどこまで発信してよいのか手探りな時代だった。それから6年、状況はガラリと変わり、今はセクシュアルマイノリティーについて正しく理解し、サポートをしている企業は増えつつある。

画像: 国内における「LGBT」の認知度は年々上昇

 企業のみならず、東京都でも性的指向や性自認に関する差別を禁止する条例を制定。各職場での理解促進や制度づくりが進んでいたり、三重県がLGBTなど性的少数者への差別を禁止する条例を制定するなど、日本国内でのセクシュアルマイノリティーへの理解・配慮が当たり前となってきている。

「認知だけでなく理解を深めたい」という人も増加
 「LGBTの人に不快な思いをさせないために、あなたはLGBTについて正しく理解をしたいと思うか」という問いに対して、76.0%のストレート層の人が「そう思う」「ややそう思う」と回答。LGBTという言葉の認知にとどまらず、当事者のためにも正しい理解をしたいという、さらに一歩踏み込んだ意向が当たり前になってきたことがうかがえる。

LGBTQやジェンダーに関する検索率が大幅アップ

 LGBTQ関連ワードは年々認知度や理解度が高まっているが、なかでも6月はLGBTQやジェンダーに関する検索率が顕著に上昇する月でもある。

画像: LGBTQやジェンダーに関する検索率が大幅アップ

 6月はプライド月間またはプライドマンスといって、アメリカをはじめ、世界各地でLGBTQの権利や文化、コミュニティーへの支持を示す、さまざまなお祝いが行われる。国内外合わせて3.6億人のユーザー数を誇るビジュアル探索ツール「Pinterest(ピンタレスト)」では、プライト月間をお祝いするためのアイデアを検索する人が増え、プライド月間の象徴であるレインボーカラーを使った「レインボーネイル」の検索率は前年の同時期よりも55%上昇。

Pinterestとは?
Pinterest(ピンタレスト)は、暮らしをさらに豊かにするインスピレーションが見つかるビジュアル探索ツール。 現在、世界中で毎月3億6,000 万人を超えるユーザーが、Pinterest上にある2,400億以上の保存されたアイデアから次に挑戦したいものを見つけたり、未来の計画を立てたりしている。ユーザーはピンと呼ばれるビジュアルから、試してみたい料理や髪型、さらに部屋の模様替えや夢の旅行先などのアイデアを見つけて、インスピレーションを行動に移していく。

 また、プライド月間にカミングアウトパーティーを行う人も多く、Pinterestでの「トランスジェンダー 性別移行」や「LGBTQ カミングアウトストーリー」といった、人生の重要な転機に関する検索は前年比+93%と増え続けている。

2020年のプライドマンスの傾向
 新型コロナウイルスの影響で、大規模なイベントがなく、落ち着きつつある今年のプライド月間だが、できる範囲で祝福するため「レインボーヘア」や 「Prideメッセージ」などのアイデアを参考に探す人が増えている。

Pinterest では「ジェンダーレス」に関するテーマが人気

 ほかにも、近年、人気のキーワードは「ジェンダーレス」に関するもの。なかでも「ジェンダーレスファッション」の検索数は昨年に比べて2.5倍増加、「トランスジェンダーの女性」は90%増加と関心が高まっており、「女性だから可愛らしい服を着なければならない」という固定概念の強かった時代から、性別に関係なく自由にファッションを楽しめる時代へと少しずつ変わってきていることがうかがえる。

画像: Pinterest では「ジェンダーレス」に関するテーマが人気

 また、ジェンダーレスファッションにかぎらず、「ジェンダーレス こども部屋」のボードが検索数+527%、「ユニセックス 子供服」のワードが+119%に増加。人気のテーマのひとつとなっている。近年、日本でも性別によるランドセルの色によるジェンダーバイアスが話題にあがっているが、 個性尊重意識の高まりで「女の子はピンクや赤」「男の子は青や黒」といった固定概念から解放された、ジェンダーフリーの動きが活発化している。

Pinterest は「本当の自分でいるための夢とアイデアを探せる場所」

 “自分らしい生き方”を後押ししてきたPintersetは、「本当の自分でいるための夢とアイデアを探せる場所」として、ずっとポジティブなプラットフォームであり続けてきた。

 とくにプライド月間への取り組みに力を入れており、期間中、日本のユーザーが「Pride」に関連するキーワードを検索すると、プライド月間を祝うアイデアのボードが表示される。この機能はデスクトップ、iOS、Android からアクセスする全ユーザーが対象となっている。また、毎日のインスピ レーションが見つかるピックアップタブをチェックして、プライド月間に関連するおすすめトピックや、「Ibuchang」 「Ayupy」「Naopis」などのコンテンツクリエイターのピンを見ることができる。

画像: Pinterest は「本当の自分でいるための夢とアイデアを探せる場所」

実際の Pinterest ユーザーの声:Andrea J(アイスランド・レイキャビク)
 「私が Pinterest から受けた一番大きな恩恵は、 自分のアイデンティティを見つけられたことです。 Pinterestはこうした気持ちを取り戻す手助けをしてくれて、今私はインターネットの外の世界でも自分の 気持ちに従うことができます。傷を癒し人間として成長する上で、Pinterestは多くの点で、私を支えてくれました。Pinterest は、LGBTQIA+ としてのアイ デンティティを見つけ出す原動力になってきたとさえ感じます」

(フロントロウ編集部)

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