アリアナ・グランデがコーヒーや食べ物をプレゼントした人は?
黒人差別に抗議するブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)のデモ運動に参加したり、LGBTQ+コミュニティーをサポートしたりと、これまでも社会的問題に向き合い、自らも先陣を切って行動してきたアリアナ・グランデ。
hours and miles of peaceful protesting yesterday that got little to no coverage.
— Ariana Grande (@ArianaGrande) May 31, 2020
all throughout beverly hills and west hollywood we chanted, people beeped and cheered along.
we were passionate, we were loud, we were loving.
cover this too please. #BLACKLIVESMATTER https://t.co/vD90CEtF94 pic.twitter.com/GZ6uKDfPM7
若いファンのお手本になるような行動をしているアリアナが、ある場所を訪れた人へ差し入れとしてコーヒーや食べ物をプレゼントしていたことが分かった。
そこを訪れていた人たちは、老若男女問わずで、アリアナのファンとはとくに関係がない人。なぜそんな人たちへ差し入れを贈ったのかというと、じつはこの人たち、アメリカ大統領選の予備選の投票をしに来た人たち。
アメリカでは2020年11月に大統領選挙が控えており、現在は各州で予備選が行なわれている。アメリカの政治システムは日本と異なり、選挙で投票する際、選挙人リストに名前を載せてもらうように事前に有権者登録というものが必要。
そのためアリアナは、少しでも若い人たちに選挙に行ってもらうように、2019年3月にスタートさせたスウィートナー・ワールド・ツアーのツアー会場に有権者登録所を設置するなど、対策をとってきた。その結果、システムを提供するNPO団体のヘッドカウント(HeadCount)が、2008年の設立以来、アリアナのツアーで過去最多の有権者登録があったことを明かしている。
こうして以前から政治に強い関心を示してきているアリアナは、ケンタッキー州で行なわれている予備選の会場となったケンタッキー・エキスポ・センターに、タコスやスノーボールなどのフードトラックに加え、コーヒートラックを送り、投票に来た人たちに太っ腹なプレゼントをした。
アリアナは自身のツイッターで「(投票するために)待っている列にいる全ての人のために、フードトラックとコーヒートラックを贈ったの!今日は現地に行って、楽しんで声をあげて。私たちはあなたが必要なの」とツイートし、投票してほしいと呼びかけた。
sent some food and coffee trucks for everyone waiting in line ! please pull up, enjoy and use your voice today we need u � @kyexpocenter https://t.co/5S0HNraXSb
— Ariana Grande (@ArianaGrande) June 23, 2020
セレブの中にはドナルド・トランプ米大統領をこれ以上アメリカの長として置いてはいけないと思っている人が多く、選挙に行って投票をしようと呼びかけている。アリアナやビリー・アイリッシュなど、積極的に政治的発言をするセレブはもちろん、これまで一度も選挙を訪れたことがなかったというミーゴスのオフセットやヒップホップ界の重鎮であるスヌープ・ドッグも動きを見せており、アメリカに変化を起こそうとしている。(フロントロウ編集部)