『マトリックス4』撮影再開か
新型コロナウイルスの影響で撮影が休止されていた映画『マトリックス』シリーズの最新作『マトリックス4』のキャストたちが、ドイツに入国した姿が目撃された。
撮影が休止される前には、アメリカのサンフランシスコで主役ネオ役のキアヌ・リーブスやトリニティー役のキャリー・アン・モスが撮影にのぞむ姿や、黒ずくめの2人組が構想ビルの上から飛び降りる様子などが目撃されていた。そして現在、撮影の拠点となっているドイツのベルリンに、キアヌやキャリー、そして新作に出演することが決定しているニール・パトリック・ハリスが入国した。
黒ずくめの服装にワーキングシューズといういつものキアヌらしい姿で仲間と挨拶するキアヌは、恋人でアーティストのアレクサンドラ・グラントとともにドイツ入り。ドイツはまだ涼しいのか、アレクサンドラはジャケットにマフラーを合わせている。
キャリーもスプリングコートにワンピース姿で登場し、仲間とハグを交わした。
そして、新作でどのような役柄を演じるかはいまだに明かされていないニールの姿も確認された。
オリジナルキャストも新キャストも多い4作目
『マトリックス4』では、約20年前にネオを演じたキアヌとトリニティーを演じたキャリーが、同じ役柄で続投することが決定しているほか、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスとメロヴィンジアン役のランベール・ウィルソンも再演する。
さらに新キャストにはニールの他に、プリヤンカー・チョープラーやブライアン・J・スミス、ジェシカ・ヘンウィックなどの名前が発表されている。
ちなみに、モーフィアス役として有名なローレンス・フィッシュバーンに関してはなんの発表もされておらず、ファンは固唾をのんで見守っている。
キアヌ・リーブス絶賛の『マトリックス4』
約20年の時を経て帰ってくる『マトリックス4』のストーリーは、台本を読んだキアヌが、「かなり挑戦的だよ。(マトリックスは)そうあるべきだからね!」と米EWのインタビューで太鼓判を押しており、米Empireのインタビューでは監督兼脚本家のラナ・ウォシャウスキーへ賛辞を贈った。
「ラナ・ウォシャウスキーは美しい脚本と素晴らしい物語を書き上げた。それは僕の心に響いたよ。出演を決めた唯一の理由はそれだ。彼女とまた仕事ができるのは純粋にすごく嬉しい。(制作開始から)これまで本当に特別な経験ができたし、ストーリーには、僕たちみんなが生きるために必要な滋養を得られるような、伝えるべき有意義なメッセージが含まれていると思う」
またキャリーも、脚本を読んだ際の感動を、「信じられないくらいの深みと、人々が想像でき得る限りの高潔さや芸術性を持ち合わせている。『これは天からの贈り物だ』と思った。とても興奮した」と話している。(フロントロウ編集部)