アベンジャーズ入りをしたアントマン
※この記事には映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のネタバレが含まれます。
MCU作品でスコット・ラング/アントマン役を演じてきたポール・ラッドが、役者同士が対談を行なう米Varietyの名物企画『Actors on Actors(アクターズ・オン・アクターズ)』の新型コロナ禍版に登場して、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じた俳優のクリス・エヴァンスと共に、お互いの自宅から約40分間におよぶリモート対談を行なった。
ポールとスティーヴは2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初共演している。同作は、アベンジャーズの存続をめぐってアイアンマンとキャプテン・アメリカが争う様子を描いた作品で、ポールはキャプテン・アメリカ側につくアントマンとして出演。
ポールは本作でクリスをはじめ、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、ファルコン役のアンソニー・マッキー、ホークアイ役のジェレミー・レナー、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンらと共演して、アベンジャーズの「仲間入り」を果たした。
アベンジャーズとの撮影初日を振り返る
今回、ポールはクリスとの対談で『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の撮影初日を回想して、「緊張していた」という当時を振り返った。
「全世界で観られているような映画に出演することなんて、とても現実とは思えなかったよ。『シビル・ウォー』でアベンジャーズとして初めて君と仕事をした時もね」と語ったポールは続けて、クリスらアベンジャーズのメンバーと共演した、空港の駐車場でメンバーが一堂に会したシーンに言及しながら次のように語った。
「スコット・ラングとしても緊張していたんだけど、僕自身も緊張していたところがあったから、役にのめり込むことができたんだよ」とポールは語り、『アベンジャーズ』という世界的なヒットを記録した映画の仲間入りをするにあたり、メンバーたちと共演することに緊張を感じていたことを明かした。
「周囲を見渡しながら、『すごい、クリス・エヴァンスに、セバスチャン・スタンがいる!おお、スーツもある!』って思っていたよ」と、ポールはアベンジャーズの面々との共演に、まるでファンのように興奮していたことを明かし、次のように続けた。
「即席のロッカールームがあったのを覚えてる?全員で着替えていたような場所で、ラックにスーツがかけられているのを見てね。スーパーボウルの優勝チームのロッカールームにいる気分だったよ」と、ヒーローたちのスーツがかけられているのを見て、NFLの年間チャンピオンのチームにいるような気分だったと語った。
1995年公開の映画『クルーレス』への出演など、1990年代の後半から映画界の第一線で活躍し続けてきた現在51歳のポールだけれど、そんな経験豊富な彼でさえ、アベンジャーズのメンバーたちの前では思わず緊張してしまったよう。アベンジャーズのメンバーと会えたことに興奮したポールは、思わずキャストたちに“無茶ぶり”もしてしまったようで、共演者たちに声をかけ、1人1人に歌って踊ってもらう映像を撮影していたことも明かした。(フロントロウ編集部)