『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』主人公パイパー役
アメリカの女子刑務所を舞台にした、Netflixオリジナルの大人気ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』は全米映画俳優組合が主催する映画祭、SAGアワードで3年連続コメディ部門を受賞した大人気ドラマ。ファンの間では『OITNB』という略称でも親しまれている。
主人公は、ニューヨークの裕福な家庭出身だったものの、レズビアンの彼女の麻薬取引を手伝ったため、刑務所に収監されてしまったパイパー・チャップマン。そんなパイパーと女囚たちの日常の様子が描かれている。
バイセクシャルの役を演じたテイラー・シリングは、本作以外にも映画『アルゴ』や『タイタン』などに出演している俳優。そんな彼女は、『OITNB』の放送が始まった約2年後の2015年ごろから、バイセクシャルであるアーティストのキャリー・ブラウンスタインとの交際のウワサが流れたものの、テイラー本人は、交際のウワサや自身のセクシャリティについては「これまでたくさんの人たちと真剣に恋をしてきた」と言及するにとどめていた。
恋人の存在を認めてカミングアウト
ところが今回、テイラーに新恋人が発覚!
そのお相手は、アーティストのエミリー・リッツ。エミリーは、毎年6月に欧米各国で制定されているLGBTQ+への理解を深めるためのプライド月間(Pride Month)を祝い、「テイラー・シリング、あなたの隣にいることができて嬉しい。ハッピープライド!」というメッセージとともに、幸せそうなツーショットをインスタグラムのストーリーズにアップ。そしてテイラーも自身のインスタグラム・ストーリーズにその投稿を引用する形で投稿し、ファンに向けて恋人の存在を認めた。
2人は、共通の友人の紹介で出会い、去年の末ごろからよりロマンチックな関係に発展したと、米Just Jaredは報じている。スタッフやキャストにLGBTQ+が多く、同性同士のロマンスをメインテーマとしても扱っている『オレンジ・イズ・ニューブラック』のファンにとっては、主役のテイラーが同性の恋人と共に幸せそうにしている姿はとても喜ばしいもの。
2020年のプライド月間には、イギリスの元サッカー選手トーマス・ビーティがゲイであることをカミングアウトし、スペインのアーティストパブロ・アルボランも同じくゲイであることをカミングアウトするなど、プライド月間に合わせて、セレブのカミングアウトが相次いでいる。(フロントロウ編集部)