日焼け止めをしっかり塗ったのに、うっかり焼けてしまった経験、誰しも一度はあるのでは? 実は日焼け止めの「量」が少ないのが原因のひとつだとプロはいう。日焼け止めの「適正量」を海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

日焼け止め、どのくらい塗っている?

 紫外線による日焼けのダメージから肌を守ってくれる「日焼け止め」。しかし、日焼け止めをしっかり塗ったにもかかわらず、「また焼けちゃった…」と日焼けしてガッカリした人も多いのでは? それってもしかしたら、日焼け止めを塗る「量」が少なすぎるのが原因かも。

画像1: 日焼け止め、どのくらい塗っている?

 ニューヨークで美容と外科皮膚科を専門とする認定皮膚科医ハドリー・キング医師は「ほとんどの人は、日焼け止めの推奨量の25~50%ほどしか塗っていない」と米メディアbyrdieで発言。塗る量が十分ではないことも、“うっかり日焼け”をしてしまう理由になるのだそう。

 では、日焼け止めの適切な使用量とは、いったいどのくらいの量なのだろう。

 キング医師によると、日焼け止めの正しい使用量は、顔を含む全身1回につき「約29ml」

画像2: 日焼け止め、どのくらい塗っている?

 「それってどのくらい?」と思った人のためによりわかりやすく例えると、ショットグラス1杯分! これくらいの日焼け止めを全身に塗らなければ、十分なUVカット効果が発揮されないという。

顔に塗る日焼け止めの量は?

 キング医師いわく、顔に塗る日焼け止めの量の目安は、およそスプーン1杯分。手のひらに500円玉大程度の分量をのせると考えると、よりわかりやすいかもしれない。

画像: 顔に塗る日焼け止めの量は?

 日焼け止めの効果的な塗り方については、とにかくムラなく塗るのがコツだという。両ほお、おでこ、鼻、あごの5カ所に日焼け止めを適量のせたら、顔の中心から生え際にむかって丁寧に塗るようアドバイス。

 さらに、キング医師は「とくに、生え際、首、耳などのパーツはよく見落とされやすいため、しっかり抜け目なく塗るように」とつけ加えた。

どんな日焼け止めでも、2時間ごとに塗り直す

 もうひとつ、“うっかり日焼け”を防ぐ重要なポイントは、2時間ごとに塗り直すこと。

 米食品医薬品局 (FDA)によると、日焼け止めには 「汗に強い」のものでも 「防水」のものでも、基本的にUVカット効果の持続時間は変わらない。そのため、1度日焼け止めを塗るだけでは、十分な日焼け対策とは言えないという。

画像: どんな日焼け止めでも、2時間ごとに塗り直す

 キング医師は「日焼け止めは、活動に関係なく、少なくとも2時間ごとにこまめに塗り直したほうが良い」と助言。ちなみに汗をかいているときは、拭き取ってから日焼け止めを塗るように。

 意外と知られていない日焼け止めの「適正量」と効果的な塗り方。正しく使用量をマスターして、しっかり紫外線をブロックしてみて。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.