追記(2020年7月3日)
米Forbesが、キム・カーダシアンについて厳密にはビリオネアになったわけではないと指摘。正確には、キムが所有するのはおよそ9億ドル(約990億円)だと報道した。
キム・カーダシアンがビリオネアに
キム・カーダシアンが現地時間6月29日、自身のブランドであるKKWビューティー(KKW Beauty、以下KKW)の株を20%、世界最大手の美容系複合企業の1つであるコティ社に売却したことを発表した。20%の株は2億ドル(約220億円)でコティに売却されたといい、KKWビューティーの市場価値は10億ドル(約1,100億円)に。キムは10億ドルの資産を持つビリオネアとなった。
プレスリリースによれば、KKWはコティとのパートナーシップでスキンケアやヘアケア、パーソナルケア、ネイル用品のさらなる充実を目指しているほか、市場をさらにグローバルに広げていくことを目標としているという。
キムは今回の発表に際して、「コティのような確立された組織とパートナーシップを結ぶことは、私のブランドの発展を手助けしてくれることでしょう。グローバルにリーチできる彼らの力によって、より速い拡大を可能にし、世界中の人々が新しい製品を直接体験することができるようになるのです」と述べ、コティとパートナーシップを結ぶことの意義を説明している。
「この関係により、私は情熱を傾けている創造的な分野に集中することができ、コティの素晴らしいリソースの恩恵を活用しながら、世界中で私の製品を発売できるようになります」とキムは続けている。
コティ社は2019年11月、キムの妹であるカイリー・ジェンナーのコスメブランド「カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)」の株式も過半数となる51%を6億ドル(約650億円)で買収しており、同社はこれで、キムとカイリーの姉妹2人の事業に関わることになる。
カニエが独特すぎる方法でキムを祝福
キムの夫であるカニエ・ウェストはKKWの売却が成功したことを受けて、Twitterで妻を祝福。その方法が独特すぎるとして話題になっている。
「美しい妻であるキム・カーダシアン・ウェストが、正式にビリオネアになったことをとても誇りに思う」とカニエは文章をはじめて、次のように詩を贈った。
「君は最も荒々しい嵐を乗り越えて、そして今、神が君や僕らの家族を照らしてくれているんだ
すごく恵まれているよ、これがまだ人生(still life)だなんてね
だから、僕は君に静かな物(still life)を作った僕たちは君のことを心から愛しているよ」
カニエは恵まれた人生が続いていることを「今も」を意味する“still” を使って表現した上で、「静かな」という“still”の別の意味を用いて、「静かなもの(still life)」を制作。Twitterには詩と合わせて、トマトや花など、「静かなもの(動かないもの)」を集めた写真が公開されている。
カニエのツイートはこちら。
I am so proud of my beautiful wife Kim Kardashian West for officially becoming a billionaire
— ye (@kanyewest) June 30, 2020
You’ve weathered the craziest storms and now God is shining on you and our family
So blessed this is still life
So I made you this still life
We love you so much pic.twitter.com/Vvtgzodnah
詩と、野菜と花を撮影した写真を贈るというのは、妻の新たな門出を祝福する“プレゼント”としてはあまりに独特すぎるけれど、その贈り主がこれまでも数多くのユニークな芸術作品を発表してきたカニエであることを考えれば、実にカニエらしい“ラブレター”だと言える。
一方、カニエも最近、ある大手企業とのパートナーシップを締結。自身が監修を手がけるアパレルブランド「YEEZY(イージー)」がカジュアルブランド「GAP(ギャップ)」とパートナーシップ契約を結んだことを発表して、2021年以降にコレクションをローンチすることを発表した。(フロントロウ編集部)