ジェダイじゃないルーク・スカイウォーカー
『スター・ウォーズ』シリーズで、1977年から1983年にかけて公開された旧3部作の主人公であり、2015年から2019年にかけて公開された続3部作の2作品にも登場したルーク・スカイウォーカー。ルークを演じたマーク・ハミルも、旧3部作では20代、そして続3部作では60代となっており、『スター・ウォーズ』を通じてその人生を表現した。
比較的に遅くにジェダイになったルークだけれど、ジェダイになっていなかった可能性もあるのでは? そんな可能性を想像し、ルークの別の人生を考えたことがあるファンもいるはず。そんななか、1人の『スター・ウォーズ』ファンが、ルークがジェダイになっていなかったらどんな仕事をしていたと思うかという質問を直接マークに投げかけた。マークの答えは…?
「教師になっていたと思いたいな」
ルークといえば、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、デイジー・リドリー演じる主人公レイに教えを説いており、真摯に次世代を育成する性格を見せていた。そんなこともあり、マークのこのツイートには、ファンからの歓喜のコメントが溢れかえることとなった。
ルークの人生に思いを巡らせてきたマーク
マークが自分の心の中で考えたルークの物語を口にしたのは、これが初めてではない。2017年には米EWのインタビューで、「俳優は(キャラクターの)生い立ち話が好きなのさ。動機とかを知りたいんだよ」と話し、ルークにまつわる多くの想像を膨らませたと明かした。
「大量のシナリオを書いたよ。彼は幼い子供がいる未亡人と恋に落ちたというのも書いた。その幼い子を育てるためにジェダイを去り、女性と結婚した。そしてその子供がライトセーバーを持ってしまって、自分自身を殺してしまう事故が起こった、とかね」
自身が考えたなかなか暗いシナリオについて話したマークは、続けてその理由をこう話していた。
「物語とは関係ないけどね。拳銃による暴力について考え、両親の拳銃を持った子供たちが兄弟や自分自身を殺すというような悲劇のニュースを読んだりした。作品のためにルークがいるべき非常に暗い場所に、私自身も身を置く必要があったんだ」
旧3部作では20代の主人公、そして続3部作では次世代を導くキャラクターとなったルーク。そんなルークの人生の裏にある語られていない物語に思いを馳せるのも一興。(フロントロウ編集部)