トップレス写真を使って“ある事”を伝えようとするも…
『ゴシップガール』と『プリティ・リトル・ライアーズ』を合わせたような青春ミステリードラマ『リバーデイル』のベティ役で大ブレイクした俳優のリリ・ラインハートが、今年3月に“手違い”で警察官に射殺された黒人女性のブリオナ・テイラーへの正義を求める抗議運動のために、自身のインスタグラムにヌード写真を投稿するも、ファンから批判が殺到。後日、自身の行動は間違っていたとしてツイッターで謝罪した。
問題の投稿はすでに削除されているが、「私のサイドブーブ(横乳)がみんなの注目を集めたところでお伝えしますが、ブリオナ・テイラーの命を奪った殺人犯はまだ逮捕されていません。正義を求めます」というコメントを添えて、トップレスの写真を公開したリリ。
本人は良かれと思ってやったことだったが、ヌード写真を利用したことに「不謹慎」「なぜBLM(ブラック・ライヴズ・マター)を伝えるのにヌードになる必要があるのか」などリリの行動を非難する声が相次ぎ、投稿を取り下げた。
以下、リリの謝罪コメント。
「私は今、(動画専用アプリの)IGTVで正直になることを頑張っていて、まだ色々と学んでいる途中です。私があの写真につけたキャプションは見当違いだったことは、自分でも理解しています。善意のつもりでやったことでしたが、それが無神経と解釈されるとは思ってもみませんでした。
私はつねに自分のプラットフォームを良いことのために使おうとしています。そして、自分が重要だと思う問題について声を上げていくつもりです。
また、間違いを犯した時はそれを素直に認めます。あのキャプションは間違っていました。誰かを侮辱する意図はまったくありませんでした。私の投稿を見て気分を害した人たちに心から謝罪します」
今年5月に発生した白人警官による黒人男性のジョージ・フロイド殺害事件がきっかけで、アメリカでは黒人に対する人種差別の撲滅を訴える抗議運動「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」(以下BLM)が引き続き活発に行われているが、リリは問題の投稿を行うよりもずっと前からSNSを通じてBLMの活動をサポートしている。そういった背景もあって、大半のファンがリリの謝罪コメントを受け入れている。(フロントロウ編集部)