アンジェリーナ・ジョリーがマスク着用で数カ月ぶりの外出
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、アメリカでもマスクの着用が日常化。約2メートルのソーシャル・ディスタンスが確保しにくい、スーパーや公共交通機関などでは、マスクの着用が義務付けられている場所もあるが、一部では、「息苦しい」、「必要性を感じない」といった自己中心な理由から、マスクの着用を頑なに拒む人も。
パンデミック以前から“マスク文化”が定着していた日本では考え難いことだが、マスク着用を断じて拒否する人々が、それを注意した店員や職員、ほかの利用客と小競り合いになる様子を収めた動画なども、SNSを通じていくつも拡散されている。

※イメージ写真
とはいえ、マスクの着用により、ウイルスの感染拡大を防ごうというのは、WHO(世界保健機構)をはじめとする世界中の多くの医療・衛生機関が推奨している方針。もはや言うまでもないが、マスク着用は、自分の身を守るためにも、他人を守るためにも、ひとりひとりができる最低限の努力。
カリフォルニア州サンタモニカやウェストハリウッドでは、マスクを着用せずに通りに出た人たちに対し、最大で300ドル(約3万2千円)の罰金を課すという厳しいルールも設けられた。
世間に対して大きな影響力を持つセレブたちの多くは、自分たちの日々の行動がパパラッチのカメラにとらえられているということを念頭に置いたうえで、外出時にはマスクの着用を徹底している。
映画『マレフィセント』に出演する俳優で、人道支援活動家としても知られるアンジェリーナ・ジョリーも、そんなセレブの1人。
三女ヴィヴィアン(11)と一緒にロサンゼルス市内の自然派スーパーに買い出しに出かけたアンジェリーナは、刺繍が施された白いコットン素材のワンピースに合わせて、淡いグレーのTシャツ素材のマスクを着用していた。

マスクにより顔の下半分が隠れていても、美人オーラが伝わってくるアンジェリーナ。
twitter.comヴィヴィアンもアンジェリーナと同じ素材の色違いのマスクを着用し、2人とも手にゴム手袋をはめた万全の装備で店内へと向かい、買い物を済ませた。

英Mirrorによると、今回のアンジェリーナの外出は、自宅のあるカリフォルニア州でロックダウンが始まった3月中旬以降、初めてのことだったという。
マスクで社会貢献
アンジェリーナが着用していたマスクにズームインしてみると、頬の上の部分に何やらメッセージが書かれているのが分かる。

このマスクは、アンジェリーナが普段から愛用しているアメリカ発のファッションブランド、Everlane(エバーレイン)のもの。
同ブランドは、2017年から「100% Human」というメッセージをプリントした、アメリカ自由人権協会(ACLU)を支援するチャリティTシャツなどを販売し、セールスの10%を同団体に寄付している。アンジェリーナがヴィヴィアンとともに愛用するこのマスクもこのコレクションから新たに発売された商品。

©Everlane
jp.everlane.comEverlaneは日本向けのオンラインストアもあり、このマスクは、3枚組3,700円で販売。セールスの10%が食糧支援団体「フィーディング・アメリカ(Feeding America)」のCOVID-19リスポンス基金に寄付される。
ちなみに、最近、アンジェリーナや子供たちの関係が以前よりも改善し、アンジェリーナと6人の子供たちが暮らす家を訪れる姿が見かけられた元パートナーで俳優のブラッド・ピットも、ある日のバイク運転中にヘルメットを被りながらも、しっかりとマスクを着用していた。


(フロントロウ編集部)