タピオカのブームは、今も行列になる人気店があったりとまだまだ継続中。そんな美味しくてついついハマってしまうタピオカドリンクは、飲むことで得られる嬉しいメリットもいっぱい。栄養士が明かしたタピオカドリンクのメリットとは?(フロントロウ編集部)

美味しいだけじゃないタピオカのメリット

 タピオカミルクティーなどのタピオカドリンクは、もちもちの食感と甘いドリンクとの相性が抜群で大人気。でも気になるのが健康に良くないのではないかということ。

画像: 美味しいだけじゃないタピオカのメリット

 そんな疑問について栄養士であるアッダ・ビャルナドッティルは、「適切に処理されてつくられたタピオカであれば、健康上の悪影響は基本的に全くない」と米Healthlineにコメント。むしろ、摂取することで得られるメリットがあるのだという。栄養士が教えるタピオカドリンクを飲むメリットとは?

タピオカの原料は注目のグルテンフリー

画像: タピオカの原料は注目のグルテンフリー

 タピオカを飲むメリットのカギとなるのが、その原材料。タピオカの原材料となるのは、「キャッサバ」というイモの根茎から抽出されたでんぷん。アッダによると、炭水化物であるキャッサバは、アフリカや南アメリカなどで主食として食べられているほど、エネルギー源として欠かせないものだという。

 でもエネルギー源となる炭水化物はほかにもあるのに、なぜキャッサバが高く評価されているかというと、グルテンフリー食品だから。そのためキャッサバは、健康的に取り入れられる小麦粉の代替品としても海外で注目されている。

腸内環境を整える働きがある

 タピオカのメリットはそれだけではない。アッダによると、通常のでんぷんは小腸で消化吸収されるのに対し、タピオカに含まれるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)は小腸で消化されずに大腸まで届くため、腸内細菌の栄養源となってくれるという。それにより腸内の善玉菌を育てやすくしたり、悪玉菌の活動を抑えて腸内環境の改善が期待できる。

 ほかにもレジスタントスターチは、血糖値の上昇の抑制や、摂取してからゆっくりと消化される性質があるため、満腹感が持続しやすくほかの炭水化物にくらべて空腹感を感じにくいというメリットもある。

飲みすぎには注意して

画像: 飲みすぎには注意して

 栄養士が健康に悪影響がなくメリットがあると話すタピオカドリンクだけれど、飲むときに気をつけるべきことも。それは、タピオカに含まれる成分と飲む量。以前、タピオカが100粒以上もお腹に詰まって病院に搬送されたというニュースが話題になり、飲みすぎには注意が必要だと知っている人は多いはず。

 これについて消化器に関する研究を行なうウラジミール・クシュニル医師は、「グアーガムという添加物を含むタピオカの場合、水分を含むと膨張するため、摂取しすぎるとまれに便秘を引き起こすことがある」と米Healthにコメント。ただ、もしグアーガムを含んでいても1日1~2杯のタピオカドリンクを飲んでも基本的に便秘や腹痛になることはまずないと説明し、毎日5~6杯など多量のタピオカを飲むのは控えるように勧めた。

 ちなみに、タピオカは炭水化物であるためカロリーが高め。このカロリーを抑えてヘルシーに飲むためには、脂肪分の多い牛乳をアーモンドミルクや無脂肪ミルク、豆乳に置き換えるのがオススメだそう。飲み過ぎなければメリットも多いタピオカなので、自分へのご褒美としてこれからも楽しく飲んでみて。(フロントロウ編集部)

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