オーストラリア出身で1990年代から俳優として活躍し、1997年には脚本家のアンドリュー・アプトンと結婚。その後オスカーを受賞したり、映画の大作シリーズに出演したりなど、着実にキャリアを積みながら、プライベートでも4人の子供を育てるケイト・ブランシェット。スラリとした体型にキリッとした芯の強さが感じられるそのたたずまいで男女共に魅了する彼女の出演作を、米辛口批評サイトRotten Tomatoesの評価をもとにランキングでご紹介。(フロントロウ編集部)

第10位『アビエイター』スコア:86%

 マーティン・スコセッシ監督が、レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、2004年に公開した作品。レオは、実在の大富豪、実業家のハワード・ヒューズを演じ、ケイト・ブランシェットはその恋人でアメリカの俳優キャサリン・ヘプバーンを演じた。『アビエイター』は、巨万の富を相続したハワードが送った波乱万丈の人生を描いている。ちなみにケイトが演じたキャサリンは、アカデミー賞の歴史で4回俳優賞を受賞したただ1人の人物。


第9位『あるスキャンダルの覚え書き』スコア:87%

 演技派俳優のジュディ・デンチとケイト・ブランシェットがW主演の本作は、2人の教師の歪んだ友情を描いた作品。ロンドン郊外の中学校で歴史を教えるジュディ演じるバーバラは、ケイト演じる新任の美術教師、シーバに興味を抱く。孤独だったバーバラは、次第にシーバとの「友情」に固執するように…。さらに待ち受けるドロドロの展開と素晴らしい演技力をぜひ堪能して。


第8位『リトル・フィッシュ』スコア:90%

 ケイト・ブランシェットがヘロイン中毒だった過去に悩まされる女性を熱演したオーストラリアのクライム作品。かつてドラッグ中毒だったことで仕事に影響が出たり、父親も現在進行形でドラッグ中毒者だったり、ドラッグを勧めてきた元彼が登場したりと、かなりヒヤヒヤな展開。


第7位『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』スコア:91%

 アメリカ・ニュージーランド合作、小説家のR・R・トールキンの「指輪物語」を原作とするストーリーの実写版。大きなパワーを持つ"一つの指輪"を廻って、選ばれし9人と、冥王復活を目論む闇の軍勢との戦いと冒険を描いたファンタジー作品の第1作目。ケイト・ブランシェットは“輝きの花冠をかぶる乙女”を指すガラドリエル役を演じた。


第7位『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』スコア:91%

 映画『アタック・ザ・ブロック』や『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』などを生み出したエドガー・ライト監督による本作は、ロンドンのエリート警官が、エリートすぎるという理由で田舎に左遷されるというところから始まる爆笑必至のアクションコメディ。サイモン・ペッグとニック・フロストが主演を務め、ケイトは意外なところでカメオ出演。監督曰く、一度見ただけでは気づけないようにしたとのこと。ぜひ見つけてみて。


第7位『ブルージャスミン』スコア:91%

 ケイトがアカデミー賞で主演女優賞を獲得した本作は、ウディ・アレン監督による2013年の作品。ニューヨークでセレブな生活を送っていたケイト演じるジャスミンがすべてを失い、どん詰まりになっていくというかなり辛いストーリーで、ケイトの迫真の演技は一見の価値あり。心が元気な時にみたい映画。


第4位『マイティ・ソー バトルロイヤル』スコア:93%

 MCUのスーパーヒーロー、マイティ・ソーを主人公とした『マイティ・ソー バトルロイヤル』。ケイト・ブランシェットはソーの姉である女神のヘラを演じ注目を集めた。監督は『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ。ケイトは、邪悪なパワーでソーの武器を破壊し、ソーを宇宙の果てまで吹き飛ばしてしまう最強のキャラクターでファンを魅了。


第4位『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』スコア:93%

 映画『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の最終章にあたる本作が第4位に。ケイト・ブランシェットは最も高貴なエルフと言われるガラドリエル役を演じた。共演でレゴラス役のオーランド・ブルームは、実はケイトに本当に恋をしていたそう


第2位『キャロル』スコア:94%

 ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの2人がW主演の本作は、1950年台のニューヨークを舞台に、惹かれ合う女性2人を繊細に描き出した1作。ロマンス映画として評価が高く、多くのファンの心を掴んだ。本作のNYプレミアでは、ルーニーがケイトに憧れて俳優を志したことを告白した。


第1位『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』スコア:95%

 映画『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の2作目である『二つの塔』が第1位に。3時間という上映時間にもかかわらず観客を引き込み、2003年の公開から約17年が経過した現在でも愛される名作。苦悩する主人公フロドを導き、危険な旅へ出発する勇気を与えるガラドリエル役のケイト・ブランシェットはいつ見ても輝いていて、素晴らしい。

 ケイトはこの他にも、『オーシャンズ8』や『アイム・ノット・ゼア』など、様々な映画に出演している。気になった人は、ぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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