スタジオジブリの宮崎駿監督が、ピクサーで「あること」をしたエピソードが明らかに。その内容が、さすがすぎる。(フロントロウ編集部)

ジブリのために尽力した1人のアメリカ人

 『千と千尋の神隠し』や『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』など、多くの作品が世界的評価を得ているスタジオジブリ。日本を拠点とするジブリが国際マーケットに出て行ったのは、1996年から2011年までジブリで海外事業部取締役部長を務めたスティーブン・アルパート氏の尽力が大きいという。

 宮崎駿監督とも非常に親しく、2013年公開の『風立ちぬ』のカストルプ役としても登場したほどのアルパート氏が、米Redditでファンからの質問に答えた。かなり多くの質問に答えるサービス精神を見せたアルパート氏は、「スタジオジブリがしている他と異なることは何ですか?」という質問には、世の中のすべてのクリエイター達の胸を熱くさせるこんな回答を。

「スタジオジブリは多分、すべてが違っていました。でも、主にスタジオジブリが違う方法で行なっていた/行なっていることは、スタジオが映画制作者によって運営されていることですね。制作者が、すべてのことについて最終的な発言力を持ちます。だから、アートと商売がぶつかった時にはいつでも、アートが勝ちます」

画像: 来日時にジブリ美術館を訪れたスウェーデンのシルヴィア王妃と宮崎監督。(2007年撮影)

来日時にジブリ美術館を訪れたスウェーデンのシルヴィア王妃と宮崎監督。(2007年撮影)

宮崎駿監督がピクサーを訪問した理由

 スタジオジブリの裏側から、その作品の素晴らしさの理由を分析したアルパート氏は、「宮崎氏との15年間のなかで最も気に入っている思い出は?」というファンの質問にも返答。『ゲド戦記』の制作の許可をもらうために原作者のアーシュラ・K・ル・グウィン氏に会いに行ったことや、アメリカで開催されたイベントで、『となりのトトロ』のメイのモデルとなった宮崎監督の姪と、監督を再会させたことなどを挙げた。

 そして彼はさらに、こんな豪華すぎるエピソードを明かした。

「宮崎と一緒に、ピクサーのジョン・ラセターにアポなしで会いに行ったこと。ジョンはサプライズが好きで、彼は宮崎と初めて会った時の話をしてくれました」

 なんと宮崎監督、ピクサーの創設者の1人であるジョン・ラセター監督の元をアポなしで訪問!

画像: 宮崎駿監督がピクサーを訪問した理由

 ラセター監督といえば、ピクサーの創設者の1人であり、ピクサーとディズニーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)を務めていた人物。そして、『トイ・ストーリー』シリーズや『カーズ』シリーズの監督でもあり、製作総指揮を務めた作品数は数えきれないほど。1991年には、アカデミー特別業績賞を受賞している。

 一般人が突然ピクサーへ行ってラセター監督に会いたいと言っても、当然門前払いされることは間違いない。いくらラセター監督がサプライズ好きとはいえ、アポなしでピクサーを訪れて彼に会えるのは、さすが宮崎監督としか言いようがない。

 ちなみに、もちろんラセター監督と宮崎監督はお互いのファンであり、ラセター監督が『ルパン三世 カリオストロの城』や、『となりのトトロ』のネコバスに衝撃を受けたというエピソードは有名。(フロントロウ編集部)

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