※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン2エピソード4のネタバレが含まれます。
アイアン・シングルトン、あるシーンの思い出
今年でシーズン10を迎えた大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』で、物静かだけれど仲間思いの良いヤツTドッグを演じたアイアン・シングルトンが、ウィザード・ワールドのオンラインパネルに登場した。
『ウォーキング・デッド』といえば、ゾンビであるウォーカーが存在する荒廃した地球で、生き残った人間たちによる戦いや人間関係のドラマを描く作品。ウォーカーの外見や、激しい戦闘シーンでは気分を害する映像が出てくることでも有名。そんな映像の撮影に臨む俳優たちも、やはり気分が悪くなってしまうことはあるそう。
アイアンは、とくにシーズン2エピソード4のあるシーンが記憶に残っているという。そのエピソードでは、ぶくぶくと太ったウォーカーが井戸の中に落ちてしまい、水が汚染されないようにウォーカーを生きたまま引っ張りだそうとするシーンがある。その井戸に落ちたウォーカーの外見が、なかなかに気持ち悪い。アイアンは当時をこう振り返る。
「あれは本当に不快だった。土臭い現場で、本番の度に土埃が舞っていたから吐きそうになっていたし、そのことが合わさってゾンビが本当にキモかったんだよ」
ノーマン・リーダス、アイアンに追いうち
しかも、ウォーカーに対する耐性が減少してしまっていたアイアンに、さらなる災難が降りかかったという。それは、その直後に現場で朝ごはんを食べていた時のこと。ソーセージを食べていたアイアンに、ダリル役のノーマン・リーダスが投げかけた言葉は…?
「それ何?うんち?」
タイミングが悪すぎるノーマンのこの発言によって、アイアンの気分はさらに悪化。頭の中に気持ちが悪いイメージがどうしても浮かんできてしまったというアイアンは、撮影中に嗚咽が止まらなくなってしまったそう。作品の監督もさすがにアイアンを気づかったそうで、アイアンは監督との会話をこう振り返った。
「監督に、『アイアン。その嗚咽は良いと思う。大丈夫だよ。別のことを試してみよう。違う方法で』って言われて、俺は、『どうしようもないんだよ!土埃は喉にくるし、この気持ち悪いウォーカーを見てるんだぞ』って感じだったさ」
アイアンは、この経験が『ウォーキング・デッド』の撮影で経験した最もバカらしいことだと笑って話した。(フロントロウ編集部)