リア・ミシェルがツイッターを削除
いじめや障がい、LGBTQ+といったテーマを取り入れた、大人気青春ミュージカルドラマ『glee/グリー』(以下『グリー』)のレイチェル役でブレイクした俳優のリア・ミシェルが、ツイッターを削除したことがわかった。
完全に削除したわけではなく、アカウントを停止しただけという可能性もあるが、どちらにせよリアのツイッターのページをたずねると「このアカウントは存在しません」と表示され、過去の投稿などもすべて見られなくなっている。
ご存じの方も多いと思うが、リアは今年6月、『グリー』のシーズン6にジェーン役で出演していた俳優のサマンサ・ウェアから撮影現場での人種差別的な言動を告発され、その後、複数の元共演者や関係者から次々と過去の問題行動や発言を暴露されるなど、自業自得とはいえかなり痛い目にあった。
ただし、今回、ツイッターを削除したのはこの騒動が原因ではなく、『グリー』の元共演者でリアとは“犬猿の仲”で知られる俳優のナヤ・リヴェラの失踪事件が関係していると言われている。米現地時間7月8日、息子のジョージー君を連れてカリフォルニア州ロサンゼルスのピルー湖を訪れたナヤは、湖で溺れ、そのまま行方不明に。現在も懸命な捜索活動が行われているが、依然として手がかりすら見つかっておらず、『グリー』のキャストたちからも無事を祈る声が相次いでいる。
その一方で、リアを含む複数の元共演者たちは、SNSでナヤが失踪した件について未だコメントをしておらず、そのことに憤慨した一部のファンが彼らのことをSNS上で攻撃する事態に発展している。リアがツイッターを削除したのも、コメントをしていないことをSNS上で責め立てられたことが原因と見られている。
コメントをしない人を批判する風潮に元共演者が苦言
リアは完全にダンマリを決めこんでいるが、リアと同じく『グリー』にメルセデス役で出演していたアンバー・ライリーは、ナヤの失踪事件にコメントしない理由について、自身のツイッターで「少しは敬意を表してちょうだい。私たちのエネルギーはすべて彼女を見つけること、彼女の無事を祈ること、そして彼女の家族に注がれてる。ネット上で悲しんでいることをアピールする義務はない。これは今実際に起きていることで、そのことに打ちのめされている。私たちのことより、ナヤと彼女の家族のことだけを考えて。今は私たちのことなんでどうでもいい」と猛反論。
Show some respect. All our energy is going toward helping find Naya and praying for her safe return and for her family. No one owes anyone online a performance of grief. This is very real and devastating. Focus on Naya and her family. Not us. We don’t matter right now.
— Amber Patrice Riley (@MsAmberPRiley) July 12, 2020
このアンバーの言葉を受けて、『グリー』のアーティ役で知られるケヴィン・マクヘイルも自身のツイッターで「ナヤの家族が今どんな気持ちかは到底理解できない。僕たちは今完全にボロボロの状態だけど、希望を捨てたわけじゃない。今はただ彼女の家族の気持ちを尊重して、プライバシーを守ってあげてほしい。あと、SNSで自分たちが抱える苦しみをシェアしない人たちを批判するのはやめよう」とコメントし、“反応していない=心配していない”というわけではないというアンバーの主張に同調した。
I cannot begin to understand what Naya’s family must be feeling. I know the rest of us are completely shattered, but not without hope. Please respect her family & their privacy in this moment. Please refrain from judging those who don’t show their pain on social media. ♥️ https://t.co/DXsUj3qdCh
— Kevin McHale (@druidDUDE) July 12, 2020
(フロントロウ編集部)