マイケル・キートンのバットマン復帰説
1989年にティム・バートン監督が手掛けた『バットマン』と、その3年後の1992年に公開された続編『バットマン リターンズ』でバットマンを演じたマイケル・キートンが、2022年6月3日全米公開予定のDCEU映画『ザ・フラッシュ』にバットマン役で出演することを打診されているというニュースが、2020年6月下旬に世界中の映画ファンの間で駆け巡った。
歴代バットマン俳優のなかでも根強い人気を誇るマイケルがふたたびバットマン役をするかもしれない可能性には、ファンも大喜び。さらにその喜びは、当時38歳だったマイケルが今年で69歳になるとあって、別の方向で盛り上がっている。それが、『バットマン・ザ・フューチャー(原題:Batman Beyond)』も実写化してほしいというもの。
1999年から2001年にかけてアメリカで放送されたアニメーション作品である『バットマン・ザ・フューチャー』は、近未来を舞台に、老人となったブルース・ウェイン/バットマンが高校生のテリー・マクギニスにバットマンの座を譲り、2人で悪と闘っていくというストーリー。
もしマイケルがバットマンをふたたび演じるとなれば、『バットマン・ザ・フューチャー』のブルース・ウェインも完璧に演じられるだろう。そんな思いを抱いたファンは1人ではなく、多くのファンが本作の実写化を望んでいる。
すでに『バットマン・ザ・フューチャー』の予告編が
そんななか、マイケルがブルース役で出演する『バットマン・ザ・フューチャー』の非公式予告編が、ファンによって完成させられる事態にまでなっており注目を集めている。なにも知らずに見たならば、このバットマン映画はいつ公開されるの?と聞いてしまうレベルで完成度の高い予告編がこちら。
ブルース役はマイケルとして、テリー役は誰?と思ったのも束の間。もちろんこの予告編は過去に公開された映画の映像をピックアップして使用しているので、2017年の映画『アメリカン・アサシン』の映像も使用されており、そこでマイケルと共演したディラン・オブライエンがテリー役という設定となっている。さらにもちろん、『ダークナイト ライジング』など過去のバットマン作品の映像も使用され、また、その映像美には定評があるSF作品『トロン:レガシー』や『ブレードランナー 2049』の映像も、近未来を舞台としたバットマンを表現するうえで効果的に取り入れられている。
ちなみに、なんとこの動画、じつは2020年2月に公開されたもの。マイケルのニュースが報じられる約半年前に、偶然にもマイケルがブルースをふたたび演じる設定で『バットマン・ザ・フューチャー』の非公式予告編が制作されていただなんて、マイケルのバットマン役がどれだけ根強い人気を誇っているかが伺える。
ちなみに、『バットマン・ザ・フューチャー』の実写化を希望しているのは俳優たちの中にもおり、Netflixドラマ『13の理由』でザック役を務め、DCEU『シャザム!』ではスーパーヒーロー版のユージーンを演じたロス・バトラーが、テリー役に興味を示していた。(フロントロウ編集部)