Netflixで2020年7月3日から配信スタートしたドラマ『ベビー・シッターズ・クラブ(The Baby-Sitters Club)』のキャストや魅力など、おすすめのポイントを5つまとめてご紹介!(フロントロウ編集部)

『ベビー・シッターズ・クラブ』とは?

 『ベビー・シッターズ・クラブ(The Baby-Sitters Club)』とは、2020年7月3日よりNetflixで配信が始まったドラマ。ひょんなことからベビー・シッターの仕事を始めた中学生の主人公とその友達が『ベビー・シッターズ・クラブ』を結成し、それぞれが成長していく様子を描いている。

 原作はアメリカの小説家アン・M・マーティンの同名小説。アメリカでは1億7,600万部を誇る大人気シリーズで、1986年から2000年にかけて出版された。1990年にはHBOでドラマ化、1995年には映画化、そして今回リブート版として新ドラマが制作された。

 そんな本作は、配信が開始されるとすぐに大好評に。米辛口批評サイトRotten Tomatoesにて批評家スコア100%、観客スコア97%を獲得するほどの評価を得ている。

 そんなNetflixドラマ『ベビー・シッターズ・クラブ』は一体どんな作品? その魅力を5つのポイントでご紹介!

『ベビー・シッターズ・クラブ』のおすすめポイント5

1、フレッシュなキャストが魅力的

 『ベビー・シッターズ・クラブ』の主人公は5人の中学生。架空の町、ストーニーブルックで暮らす5人の女の子たちがのストーリーを順番に描いていく。

 クラブには、怒りっぽくて野心的なクリスティ、泣き虫で恥ずかしがり屋のメアリー・アン、アートの才能があって聡明だけれど勉強は苦手なクラウディア、おしゃれでかわいいNYからの転校生のステイシー、打ち解けた雰囲気があって優しいカリフォルニアからの転校生ドーンがいる。

 クリスティを演じているのは14歳のソフィー・グレース(Sophie Grace)。10歳の頃から俳優活動を始め、テレビ映画『Terror In The Woods』で主役を務めた。

 メアリー・アンを演じているのは13歳のマリア・ベイカー(Malia Baker)。アフリカのボツワナで生まれた彼女は、ドラマ『フラッシュ』などに出演している。

 クラウディアを演じたのはカナダ生まれのアジア系俳優、モモナ・タマダ(Momona Tamada)。彼女は映画『目指せ! スーパースター』や『好きだった君へのラブレターと好きだった君へ: P.S.まだ大好きです』などに出演。

 ステイシーを演じたのは14歳のシェイ・ルドルフ(Shay Rudolph)。ドラマ『リーサル・ウエポン』などに出演。

 ドーンを演じたのは14歳のカナダ出身俳優、ソーチー・ゴメス(Xochitl Gomez)。彼女はディズニー・チャンネルの『レイブンのウチはチョー大変!』やドラマ『Gentefied』などに出演している。


2、アメリカにおける日本の歴史にも触れている

 『ベビー・シッターズ・クラブ』のクラウディアは、フルネームをクラウディア・キシと言い、日系の両親とそのおばあさん、ミミと暮らしている。

 ミミを演じているのは現在87歳の日系二世の俳優、タカヨ・フィッシャー。また、クラウディアの姉を演じているのも、アヤ・フルカワというカナダ生まれの日系俳優。

 キシ一家はミミの世代からアメリカで生まれ、クラウディアも両親も日本語を話せないけれど、ある出来事をきっかけに、アメリカにおける日系人について関心を寄せ始める。

 実はこの「クラウディア・キシ」というキャラクターは、原作小説『ベビー・シッターズ・クラブ』に登場した頃から、アメリカに住むアジア系の人々の間ではヒーロー的存在。クラウディアは、映像作品にアジア系のキャラクターが少なかった時代に、アジア系のステレオタイプを打ち破るキャラクターとして人気だった。

 Netflixには、彼女に憧れるアジア系アメリカ人にインタビューをしたドキュメンタリーの『クラウディア・キシ倶楽部』という番組もある。

3、様々な家族の形が描かれている

 『ベビー・シッターズ・クラブ』の一つのテーマには、“家族の形”というものがある。本作に登場する家族は本当に多種多様。父親が出て行ってしまった家族や、母親と死別した家族、父親がゲイだとわかり離婚した後もまだ仲がいい家族、過保護すぎたり、厳しすぎたり、新しい家族を迎えようとしたりする家族…。

 どの家族の形であっても、親と子供、それぞれの立場から試行錯誤して、探り探りで前に進んでいこうとする様子は感動的。

 また第4話では、トランスジェンダーの子役で7歳のカイ・シャプリーのベビー・シッターを引き受ける。男の子として生まれ、女の子だと自認している彼女の面倒を見る回はとっても素敵! ちなみに、カイに焦点を当て制作された短編ドキュメンタリー映画『トランス・イン・アメリカ:テキサス・ストロング』は2019年にエミー賞を受賞している。

4、ガールパワーを感じる

 12〜13歳の女の子仲良しグループを描いている『ベビー・シッターズ・クラブ』には、ガールパワーを感じられる瞬間が盛り沢山!

 若く多感な5人は家庭もバックグラウンドも性格も全く違うけれど、次第に心を通わせ、お互いに自信を持って生きられるように励ましあう。そして、自分たちには、一人ひとり価値があって、やりたいと思ったことを実行する権利があると、説教臭さを感じさせず、爽やかに伝えてくれる。

 原作の著者で、ドラマ『ベビー・シッターズ・クラブ』にプロデューサーとして参加しているアン・M・マーティンは、常にフェミニズムのメッセージを持つことを意識しているという。

5、1話30分で前向きに、元気になれる!

 『ベビー・シッターズ・クラブ』は1話約30分。スキマ時間に見ることができるだけでなく、内容も前向きなので、見ていて元気になれる。

 感動的な部分が多いため思わずホロリとするシーンもあるけれど、主人公たちが笑顔でイキイキとベビー・シッター業に励み、人生に向き合う姿は癒し! 意外と素直で正直な5人の姿には思わずにっこりしてしまうこと間違いなし。

 Netflixで配信中の『ベビー・シッターズ・クラブ(The Baby-Sitters Club)』は、現在1シーズン10話まで見ることができる。癒しが欲しいとき、前向きになりたいときにぜひ。(フロントロウ編集部)

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