6歳の少年が妹を守るために大ケガを負う
アメリカに住むブリッジャー君は、妹を持つお兄ちゃん。まだ6歳と幼い彼が、勇敢な行動をして妹を守る出来事があった。ある日ブリッジャー君は、妹が犬に襲われているところを目撃。そこで彼が取った行動は、犬から妹を守るために自分が犠牲になること。
お兄ちゃんとはいえまだ6歳である彼は、犬に顔や頭を噛まれてしまった。しかしそんななかでも隙をつき、妹とともに犬の攻撃から逃げ出した。ブリッジャー君の行動により、妹にケガはなかったそうだけれど、彼の頬や口にかけては大きな傷ができ、左目はパンパンに腫れてしまった。
ちなみに、兄妹を襲った犬の飼い主は非常に良い人々であり、ブリッジャーの家族との間に軋轢はないという。
MCU俳優やDC俳優が続々とメッセージ
ブリッジャー君はこの出来事の後に、「もし誰かが死ぬのなら、それは僕であるべきだと思った」と語ったという。そんな甥っ子のために何かしてあげたいと思ったニッキーは、彼の物語をインスタグラムに投稿。そして、アベンジャーズや他のスーパーヒーローを演じた俳優たちのアカウントをタグづけし、ブリッジャー君の存在を知ってほしいとメッセージを送った。
ニッキーも「期待はしていない」と話していたのだけれど、ブリッジャー君の物語は思わぬ広がりをみせ、多くの著名人が彼にメッセージを贈るまでに発展。そしてもちろんその中には、アベンジャーズのあの俳優も!
MCU作品でハルクを演じたマーク・ラファロが、ブリッジャー君にメッセージを送った最初の1人。ニッキーの投稿のコメント欄に、こう綴った。
「敬愛なるブリッジャーへ。君に何があったのかを知って、これを言いたくて連絡しました。他の人の幸福を、自分のそれよりも優先できる人々は、私が知っているなかで最もヒーローらしく、思いやりのある人たちです。君の勇気と心に、本当に尊敬して感心しています。本物の勇気は、支配的な人たちや、人と戦う人たちや、強い人のフリをして歩いている人たちのことではありません。本物の勇気というのは、何をするのが正しいか知っていて、それをすることで自分が傷つくかもしれないと分かっている時でも行動できることです。君は、私が知り合ってきたすごく多くの人たちよりも、素晴らしい人だよ。敬意を込めて、マーク・ラファロ(ブルース・バナー/ハルク/博士)」
また、“キャップ”ことキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスは、わざわざ動画でブリッジャー君へメッセージを送り、彼の勇気を称賛した。
キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンも反応したけれど、その内容を公開することはなく、ブリッジャー君にダイレクトメッセージをしたという。
また、マーベルヒーロー以外も反応! DCコミックスが原作のドラマ『THE FLASH / フラッシュ』で主役フラッシュを演じたグラント・ガスティンは、「なんて素晴らしいお兄ちゃんスーパーヒーローなんだ!!」とコメントし、ファイヤーストーム役のロビー・アメルは、「本物のヒーローだね!早く良くなって、ブリッジャー」と温かなメッセージを綴った。
また、俳優のアン・ハサウェイやオクタヴィア・スペンサーも、ブリッジャー君の行動に称賛を送っている。(フロントロウ編集部)
※記事内に誤記がありましたので、修正致しました。