ライアン・レイノルズがポール・マッカートニーにちょっかい
マーベル映画『デッドプール』シリーズなどに主演し、副業として酒造メーカー「アビエイション(Aviation)」の共同オーナーを務めていることで知られる俳優のライアン・レイノルズが先日、元ザ・ビートルズのポール・マッカートニーにとあるイタズラを仕掛けた。
ライアンは、イギリス王室が新商品として「バッキンガム・パレス・ジン」と銘打ったジンを発売し、発売から8時間で完売する人気っぷりを見せたことを受けて、このジンを事前予約。
販売元であるエリザベス女王の慈善団体「ロイヤル・コレクション・トラスト」の公式オンラインショップでバッキンガム・パレス・ジンの購入予約を行なったライアンは、そのレシートを自身のインスタグラムで公開し、バッキンガム宮殿のジオタグをつけて「事前オーダーした」と報告したのだけれど、購入証明書の送付先にはなぜか、自身の名前でなく、ポール・マッカートニーの名前が。
ライアンの住所は日本語に訳すと「他人を出し抜く通り」、「あんまりクールじゃない町」、「なんてこった、俺の人生は終わってる」と解読できる、実在しない滅茶苦茶な住所が記載されており、ポールへの宛先として指定された住所も「ベイカー・ストリート」、「アビイ・ロード」といったザ・ビートルズファンの聖地の名称を組み合わせた実在しない場所となっており、どうやらライアンはポールにジョークを仕掛けたよう。
ライアンはジョーク好きとして知られており、ポールと初対面を果たした際にも、「みんな、いつかは会いたいと思っていた人と会う夢が叶った経験ってある? どういたしまして、ポール」と、あたかも対面を熱望してしたのが、自分ではなくポールの方だったかのような捻りのあるジョークを飛ばしていた。
ポールが余裕の返し
架空の住所を登録したため、ライアンが実際に「バッキンガム・パレス・ジン」をオーダーしたかは定かではなく、当然、ポールにそれが届くことはないのだけれど、ポールはライアンからのちょっかいに反応。ライアンから送られてきた購入証明書に似せた、とある証明書を作成し、インスタグラムのストーリーに投稿した。
ジンを自身に購入してくれたライアンにポールがお返しとして送ったのはなんと、自身のソロアルバム『フレイミング・パイ』のコレクターズ・エディション。
もちろん、ポールはそれをそのままライアンに送付したわけではなく、ライアンがしたように、ポールも送付先の住所を“変更”。
ライアンの住所に「このゲーム、受けて立つよ、ドクター・デッダープール」と、ライアンが演じたデッドプール(Deadpool)のつづりをあえて「Deaderpool」と間違えて記載しているほか、お問い合わせ用のメールアドレスには、最悪の評価を得たライアンの主演映画『グリーン・ランタン』になぞらえて、「greenlantern@adventureland.com」と記載。さらには、電話番号には実際の自身のサイトへの登録用の電話番号を記載しているほか、「支払い方法」の欄には、決済サービスのペイパル(PayPal)と自身のアルバム『フレイミング・パイ』を掛け合わせて、「ペイパイ」と記している。
ライアンからのちょっかいに粋なジョークでお返ししたポールだけれど、実は、ポールがライアンに送った『フレイミング・パイ』のコレクターズ・エディションは、7月31日に発売されるもの。さりげなく自身のアルバムの宣伝を兼ねるという、余裕の対応を見せたポールだった。(フロントロウ編集部)