『ジョン・ウィック』と『アトミック・ブロンド』
映画『アトミック・ブロンド』主演のシャーリーズ・セロンが、映画『ジョン・ウィック』主演のキアヌ・リーブスに、クロスオーバーを熱望するラブコールを送った。
映画『アトミック・ブロンド』は、2017年に公開されたスパイアクション映画。監督は映画『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のデヴィッド・リーチで、ジェームズ・マカヴォイやソフィア・ブテラなどの人気俳優が共演した。
シャーリーズは英MI6に所属する腕利きのスパイを演じ、激しいアクションを披露。そのトレーニングは非常に苛酷だったため、食いしばりが原因で奥歯が2本折れてしまったことを米Deadlineで明かしていた。
一方、映画『ジョン・ウィック』は2014年に第1作目が公開されたキアヌ主演の人気アクション。その後2017年に『ジョン・ウィック:チャプター2』が、2019年に『ジョン・ウィック:パラベラム』が公開され、現在は4作目とスピンオフ作品の計画も進行中。
圧倒的なアクションと「愛犬のための復讐」という設定でファンを魅了する『ジョン・ウィック』シリーズは、なんといっても主演のキアヌの体当たり演技が見どころ。キアヌは、CGやスタントをほとんど使わずに演技をしていることで知られ、乗馬も、銃撃戦も、ナイフでの戦闘も、カーアクションも自らこなした。特に、『ジョン・ウィック:パラベラム』のアクションの90%は自身によるものだと米Cinema Blendのインタビューで明かしている。
トレーニングパートナーだったシャーリーズ&キアヌ
そんな2人は、偶然にも映画『アトミック・ブロンド』と『ジョン・ウィック:パラベラム』の制作時期がほとんど同じであったため、トレーニングパートナーとして切磋琢磨し、スパーリングなども共にしていたと、シャーリーズは『アトミック・ブロンド』のプレミアで語った。
シャーリーズとキアヌは、2001年に公開された『スウィート・ノベンバー』で恋人同士を演じて以降、約20年来の友人。『アトミック・ブロンド』でスタント・コーディネーターを務めたサム・ハーグレーブは、「(2人は)朝早く現れてコーヒーを飲み、柔道着を着て体をストレッチしていた。それから、少しおしゃべりをして、それぞれ別のトレーニングをしたりしていたよ」と当時の様子を振り返っている。
シャーリーズ、キアヌとの共演に熱意
そんなシャーリーズは、米THRのインタビューで『アトミック・ブロンド』と『ジョン・ウィック』のクロスオーバーを熱望するコメントをした。
彼女は「聞いて。電話があったらすぐに行く。私がいつ、どこに行けばいいか教えてくれるだけでいいから。キアヌは、世界中で一番好きな人の1人で、私は彼が大好き。彼を尊敬しているし、彼と2本の映画を作ることができたことに感謝もしてる。私たちは今、二人ともキャリアの新しいステージに来ていると思う」と、キアヌに熱いラブコール。
現在シャーリーズはNetflixオリジナル映画『オールド・ガード』でアクション映画の新境地を築いており、キアヌもまた『ジョン・ウィック』のみならず映画『マトリックス』の新作への出演やアクションゲーム『サイバーパンク2077』への出演など、キャリアを成長させている。
続けてシャーリーズは、「『アトミック・ブロンド』は『ジョン・ウィック』から沢山影響を受けている。だから、2人のキャラクターが同じタイムラインにおいて意味のある形で出会うことができれば、私は大賛成」と2作品のクロスオーバーに熱意を示した。
もし、『ジョン・ウィック』と『アトミック・ブロンド』がクロスオーバーすることになったら、素晴らしいアクション映画になるに違いない。実現の可能性についてはまだ明かされていないので、続報を待って。(フロントロウ編集部)